Archive for 4月, 2015

Wisardの6年生、7月までの前期は日曜日の特訓があります。
時間の長い、お弁当持参での授業です。
ですから、生徒はそれぞれ様々な軽食を持ってきます。
 
ある知り合いの少年野球の監督に
「うちのチームでは休日にまで親に迷惑をかけない、野球をやらせてもらっているという姿勢作りのためにお弁当はおにぎり限定にしている。
アベ君のところもそうしたらどう?
子どもたちなりに感じるものがあるよ」
と勧められ、少し思案した時期もありました。
ですが、集中して勉強した後の休憩時間くらい自由でいいのではと思い、基本的に炭酸とスナック菓子以外は何でもありというルールにしています。
 
さて今年の2月。
日曜日の授業が始まり、休憩時間に教室に入った時のことです。
「ぐわっ!こ、これは!教室中がキムチの匂いに!」
原因を目で探ると、すぐに見つかりました。
 
スープお弁当箱 
これです。
僕たちが子供の時にはなかった保温機能付きのお弁当箱。
これはなかなか優れモノですね!
少年がにっこり笑って言いました。
「今日はチゲスープなんです」
 
そして翌週、また僕が教室に入ると……
「ぐわっ!く、空気がすごく辛い!目が、目がぁぁ!」
もう原因はわかっています。
 
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
 
「今日はグリーンカレーでした!」
少年はにっこり笑って言いました。
 
しかもこの少年のお弁当、なかなかどうしてメニューが豊富。
それから翌週以降も……。
「今日は肉団子野菜スープ♪」
「ビーフカレー♪」
「今日は味噌汁♪」
「シチュー♪」
「ポトフ♪」
「ミルクスープ♪」
 
お弁当箱の機能を活用しまくっていますね(笑)
この子のお母様は子供と一緒にSTANDBYMEドラえもんを観にいって感泣した、というたいへんお優しい方です。
毎週、塾で頑張る子供のためを考えて準備をなさっている様子が目に浮かびます。
 
お弁当のメニューもそうですし、生徒のお母様方の中には数年間/十数年にわたって、早朝に起きて準備する方もいらっしゃるはず。
頑張るのは子供ですが、サポートする方もたいへんです。
この手間や労力、自分も子供の頃は全く見えていませんでしたね。
 
ちなみにこの彼はすごく正直な、心優しい少年です。
1年は長いですが、どんな時でもポジティブにやり抜いてくれるでしょう。
合格してから「お母さん、お父さんありがとう」と言えるような、そんな1年を過ごしてほしいですね。

 
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「先生、今の中高生が1日にスマートフォンに触れている時間の平均がどれくらいか、知っていますか?」
ある生徒がなぞなぞを出してきました。
うーん、3時間、いや4時間くらいでしょうか。 
 
すると「7時間みたいですよ!びっくりですよね!」との答え。
(注:後で調べてみたら、そういう調査結果もある、程度のことのようですね。
数字は諸説ありますので、参考程度に考えてください)
さらに「15時間触っている人が10%くらいもいるらしいですよ!」とのこと。
(これは女子高校生の平均のようです。
これもそんな結果もある程度で、話半分の数字ですが)
「ありえなくないですか?どう思いますか?」
 
「バカでしょう」
「いいんじゃないですか」
「度胸がありますよね」
「あんまりアタマはよくない感じがしますけど…」
「仲間が増えてよかった!」(こらこら!)
 
まあ、色々な感想がありましたが…。
僕が答えたことは。
「日本という社会のことを考えたら、ちょっと微妙なところだけれど…別にいいんじゃないの?
自由をそんな形で使ってしまう人もいるんだよ。
スマートフォンはとても便利な道具だから、強力な武器になることは確かだと思う。
でも使い方次第だよね。
18才までは人生の基礎を創る時期。
その大切な時間を停止した頭でスマホいじるのに使いたければ、どうぞご勝手に、でしょう。
ライバルたちが勝手に脱落していくわけだから、悪い話じゃないよね。
1日7時間スマホでボーっと遊んでいる人たちは、君たちにはかなわないよ。
それに、大人だって同じ。
電車の中でゲームに熱中している大人になりたいとは思わないでしょ?
その気持ちがあれば上手に対応していけるんじゃないかな」
 
No Smartphone 
まあ、こんなところでしょうか。
現代の中高生を持つご家庭にはホットな話題だと思います。
まあ、与える時期だったり、使い方だったり、スマホと教育については言いたいことは他にもたくさんあります。
ですが、子供たちの反応はおおむね、
「なんだそれ!困った人たちもいるものだなあ。自分はそんな風にはならないぞ!」
というカラーでした。
僕はそれにとりあえずは満足し、授業を再開しました。
 
しかしその日の授業の終盤のことです……。
1人が珍しくTVのことを口にしたと思ったら、口々に……。
「あっ、先生!今日は21時から金曜ロードショーで寄生獣の放送があるから早く帰りたいです!」
「いいえ、私は断然塔の上のラプンツェルです!」
「私は寄生獣!そういえば、来週から4週連続でハリーポッター祭りなんですよ。
楽しみだなあ。DVDボックスは持っているんですけど、なんだか楽しみなんです」
「そういえば先生!毎週コナンを欠かさずに見ていたら、最近になって犯人が読めるようになってきました!
並んで立っているときに端の方にいるキャラクターが怪しいんですよ!」
 
………。
いまの自分の表情。
これをきっと苦笑いと言うのでしょう(笑)
「君たち、僕のお話を聞いていましたか?」
授業の最後に情けない言葉を口にすることになりました。
まあ、Wisardでしっかり勉強した後のことなので、よしとしましょうか………。

 
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Wisardにはお父さん、お母さん、あるいはその両方が医師や歯科医をなさっているご家庭のお子さんも通っています。
個人面談等で進路の方向性をお話する際も、また生徒と話をする時も「将来は医者になってほしい/なりたい」という話題は多く出ます。
 
僕は小学校低学年の時、月1で中耳炎にかかっていた以外は、
それほどお医者さんのお世話になることなく生きてきました。
入院はもちろん、骨折の経験すらありません。
ですが、ここ最近周囲で食道がんや脳梗塞など、健康を崩す人が続けて出ました。
また、「インプラント」という耳慣れない言葉もすこし身近なものになりました。
お見舞いに行った時やお医者さんの先生の説明を受ける時には、
「どうか先生、よろしくお願いします」と伝える以外、僕にはどうすることもできません。
 
世の中の困難は、ほとんど自分の力で解決できるものだと思っていますが、
こんな時は自分の無力さを強く感じます。
「生命/身体を預かる」ということがどんなに人の役に立つことか、
どれほど責任ある仕事かを肌で感じるようになりました。
 
医師を目指す子どもは勉強において頭角を現すことはもちろん、
そういった覚悟も持つようにならなければなりません。
医療訴訟も以前より格段に増えてきていると聞きます。
18才の時点で将来を考え、進む道を決断し、努力して必要な技術を身につける。
これはもう一大事業だなとぼんやりと考える日々でしたが、
つい一昨日、こんなお手紙が届きました。
 
KO生からのお手紙改 
このお手紙は、以前ブログでとりあげた生徒のお兄ちゃんからもらったものです。
(すごく感動的なので、もう一回読んでいただいてもいいですよ(笑))
 
どん底からの逆転
 
この仕事をしていてよかったな、そう感じる瞬間ですね。

 
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前回の続きです。
これから浪人生としての1年間をスタートするHIくんに、
1年間頑張ってねと話をしました。
浪人生の難しいところは、「今すぐもう1回テストを受ければ、合格する可能性の方が高い」という実力がある場合でも、1年間努力を続ける必要があることです。
もちろん、合格ラインに全く届いていないようであれば、
時間との戦いになってきますから、その方が逆に集中しやすいくらいですよね。
現に、現役時に数点足らずで不合格だった結果、
浪人生活でむしろ実力を落としてしまった生徒を数多く知っています。
また、周りが大学生としての生活を始めている様子はどうしても耳に入ってきますし、
それを聞いて感じる悔しさとも戦う必要があります。  
  
しかし、HIくんはむしろあっけらかんとしていました。
「僕は恵まれています。駒東はやっぱり浪人が多いです。
仲間はたくさんいますから、何とか頑張れると思います」
そう言い切りました。
気持ちの整理はしっかりついている様子でしたね。
もし調子がよかったら目標を東大に変えることもありえるの?と尋ねても、 
 
「先生、僕は中学生の時から一橋に行くって決めていたんです。
だからどんなに成績が上がっても目標は変えません。
来年、絶対に一橋に合格します」

 

一橋 兼松講堂

 

こんなことがはっきりと言えるくらい成長してくれたことを嬉しく思います。
彼も小学生の頃から物怖じしない、堂々とした少年でした。
そのよさはそのままに、スケールアップしているんですね。
頼もしい若者になったな、と感じます。
まだ、18才。
無限にも思える可能性が、彼の眼前には広がっています。
来年のよい知らせが楽しみになりました。
 

ちなみに駒場東邦は僕の世代からはずいぶんたち、
以前よりもずっと優秀な生徒を集めるようになりました。
入試は激戦です。しかし算数の入試問題の質は……。
運の要素があまりにも強すぎるように感じます。
だから本音ではあまり好きな学校ではありません(笑)
そこは複雑な気持ちですね。

 
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ふらりと高校の後輩が2人、Wisardに現れました。
ただし、後輩とはいってもずいぶん年下。
若干18才の若者2人です。
 
駒場東邦
 
東大の文科2類に進学の決まったHAくんと、一橋に届かず浪人を決めたHIくん。
この2人は、僕が前塾時代に最後に送り出した世代です。
(ということは来年はWisard1期生が大学受験!)
そういえばあの年もサンデーショックでした。
思い出深いですね。
みんな元気にやっているかな。
 
さて、HAくんは小学生の頃から優秀な少年でした。
鮮明に覚えているのが、ある日の質問教室のことです。
彼は小学生らしい素直さと、「大人だからって何でも言うことを聞くと思うなよ!」という気持ちの強さをあわせ持っていました。
プライドが高く、めったなことで質問教室に来るようなタイプではありません。
 
居残ってまで質問しなくてはいけないこと自体、ちょっと悔しそうな様子でした。
扱ったのはたしかそれなりのレベルの平面図形の問題だったと思います。
3パターンくらいの解き方で示した時の反応をよく覚えています。
 
「おぉー!なるほど!
あのさぁー先生。これ、すげえおもれえなぁ!」
 
イラついた様子が、心からの無邪気な笑顔にパッと切り替わった瞬間でした。
その感覚。わかった!!!という感覚。
僕たちはそれを覚えてもらうために、授業をしています。
いい仕事ができた!という手応えがあったので、強く印象に残りました。
 
それから6年がたち、彼も立派な青年になりました。
「モテるためにはここで勉強をやめちゃいけない気がするんですよね。
大学を出たら海外でMBA取るとか、そっち方面を目指そうと思っています」
と言っていました。
 
なぜ「モテ」が基準なんだ(笑)
動機はちょっと笑ってしまいますけれど。
もうこれからのことを見据える姿勢は◎ですね。
そう、大切なのは合格してからですから。
 
HIくんもすごくよい事を言っていたので、これは3日後に書きたいと思います。

 
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