Archive for 6月, 2015

「先生、学校の算数の教え方がヘタすぎるんですけど……!」
 
Wisardの6年生が聞き捨てならないことを言い出しました。
物腰柔らかで、いつも笑顔を忘れない彼。
ケンカなんて生まれてから一度もしたことがないようなソフトな雰囲気の少年で、攻撃的な所は全くありません。
しかし、勉強向きの頑固さも持っており、こんな風に突然何かを言い切ることもあって、今でも授業中に驚くことがあります。
その後、彼が口にした内容はこんなことでした。
 
「いま授業で、割合の勉強をしているところです。
でも、あれを聞いているとどんどんバカになるような気がします。
もとにする量×割合=比べる量、っていうあの式は何なんですか?
すごくわかりにくくて、僕は大キライです。
あれ、いらないですよね?
みんなあのやり方を頑張って覚えているんですよ。
しかもテストの出来は残念、ていう。
僕はそんなやり方はしないでフツーに解いていますけれど、それでいいですよね?
分数のわり算とかも、学校でやったらメチャクチャわかりにくかったです。
意味不明な線分図とか面積図とか出てくるし。
みんな、全然できていないですよ」
 
うーん、僕の言いたいことは代わりに言ってくれたので、もう十分かな(笑)
彼に割合の導入をしたのは1年以上前なので、僕がそういう解き方をこき下ろしたかどうか、記憶がありません。
自分でその結論にたどり着いたとしたら、なおGOODですね。
 
この教え方は僕も大キライで、授業では一度も使ったことがありません。
前塾で授業をしているときも、テキストを配ったらこの単語が出てくる問題にバツをつけるように言い、読まないように伝達していました。
ちょっとネットを見てみたら、未だにけっこうポピュラーみたいですね。

 
くもわ!!!

 
なんだか難しくなっているような気が(笑)
速さのハジキの式も同じです。
(え?ハジキ?と思った方。正解です。一生知らなくてよい知識です)
パッと見てわかる形でおおよそのイメージをつかみ、感覚的に解けるまでくり返し練習するようにすれば、こんな式に頼る必要はないんですよね。
 
覚えることは最小限に。
理解したら使えるようになるまで、ある程度の練習をすることを厭わない。
勉強の鉄則だと思います。

 
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Wisardの近くには、さいたま市の文化センターがあります。
駅から施設に向かう途中に塾があるので、中学高校の催事があると卒業生が帰りに立ち寄ってくれることも。
 
先日も開智の合唱コンクールがあったらしく、卒業生の女の子が立ち寄ってくれました。
さて、彼女とこんなお話をしました。
 
「わたし、医学部に行きたいんです。
基本、国立を狙ってて。
でも一人暮らしはできれば避けたいんです。
だから高校に入って部活もやめました。
最近は毎日予備校の自習室で21:45まで勉強しています。
実は……東京医科歯科大学に行きたいんですよ!
それか防衛大学。
どっちも難しいらしいですね……!
ぐわぁー、このままじゃ十浪してもムリだぁー!
先生は学生の頃、どれくらいやってました?」
 
「いや、僕の話はいいんだけれど……しかしスゴいやる気だね!
狙っているのは正真正銘の超難関だよ。
でも、それだけ真剣に取り組めるメンタリティが素晴らしいと思う。
応援したくなる!
それで、どんなお医者さんになりたくなったの?」
 
「救急救命医になりたいんです。
災害の時に、みんなの役にたって人を助けたいんです!」
 
「うわー、ちょっと……いやすごく感動したよ。
めちゃくちゃ成長したねー!」
 
「そうですか?
わたし、開智に入っていなかったら、今みたいになってなかったと思うんです。
中学に合格できたのはWisardのおかげです。
ありがとうございました!」
 
自分と戦え!
 
このちょっとどころではない感動、うまく伝わるでしょうか。
彼女は1月の開智に合格→進学を決め、、受験終了一番乗りの生徒でした。
正しい選択をしたんですね。
入試直前、猛烈に追い込んでくれて本当によかったなと感じます。
15才の僕には、こんな風に夢を語る力は絶対にありませんでした。
これを書いていても、パワーをもらって背筋が伸び、気力がみなぎるような気がします。
 
10代の若者には、学力はもちろん必要です。
ですがそれだけでなく、未来に向かって自分を前に進めるような、強い意志の力を持ってほしいと思います。
もちろん20代からでも何とかなるとは思いますが、早ければ早いほどゲームを有利に運べると思いますから。
 
こういう方向のお話ばかりはしつこいので、しばらくやめるつもりが思わず書いてしまいました……!

 
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さて、突如塾からかかってきた電話……。
もちろん僕はゴロゴロしているフリをしながら、聞き耳をたてます。
 
よくよく聞いていると「何かお困りのことはありませんか?」的なお伺いの連絡だったようでした。
誰でも叩けばホコリはでるもの。
塾からの帰り道での買い食いや、駅構内のエスカレーターで鬼ごっこを欠かしていなかったことがバレていなかったことに、まずはホッと胸をなでおろしました。
しかし逆にまずいことに、うちの母は塾での勉強には一切タッチしていなかったため、「お困りのこと」などあるはずもありません。
 
ですから、当然お話も弾みません。
そこで母がハッと思い出したように面倒なことを言い出しました。
「そういえば、うちの子はテストのたびに最初の計算問題を間違えているようです。
それから初めの方の問題でもたくさん×があります。
本人はちょっとミスっただけで完璧に理解しているから大丈夫だといいます。
家庭で特に何か気をつけることはありますか?」
 
(げげっ。余計なことは言わなくていいのに!都合の悪い展開になりそうだ……)
そしてしばらく母は電話口の声に耳を傾けており、通話を切って振り返るとこういいました。
「あなた。基礎力トレーニングっていう、毎日取り組む宿題があるらしいけれど、やっているのを見たことがないわ」
 
それもそのはずです。
一度も開いたこともなかったんですから(笑)
基礎トレはもうピカピカ。
新品同様の状態のはずでしたが、所在すら不明でした。
まず探し出して今日の分から始めるように言われ、その日以降は渋々ながら1日のどこかの時間でやらざるをえなくなりました。
 
その時の僕の気持はこんな感じです。
「こんなカンタンな問題、やらなくったってできるのになあ。
しかも1週間続けて同じ問題ばっかり。あぁ、面倒くさい……」
ただこの問題集には日付が入っており、いったん始めるとサボるとすぐに空白のページができます。
ですから否応なしに継続するしかありませんでした。
 
そして数ヶ月たったある日、ふっと気づいたのです。
あれ?なんか最近算数の成績がいいな。
今までとやり方は全然変わらないのに……。
どうも毎日10分くらいの基礎トレで、ミスをしなくなっているようだ、ということに。
 
今思えば、これに気づけたということがラッキーなことでした。
強制される作業的な勉強ほど苦痛なものはありません。
ですが、自分のやっていることが結果に結びつくんだということを体感できると、よしやってやろうという気持ちも生まれてきます。
工夫していたことと言えば、解答を切り取って冷蔵庫に磁石で貼っておき、カンニングの誘惑がない状態にしたことくらい。
つまらないから早くやってしまいたい、と常に急いでいることと、間違えると改めて解き直さなくてはならないため、とにかく答えをあてにいくことが習慣になってきました。
 
まとめると、「自分にとって役に立つことなんだ」ということが実感できたことで、モチベーションがあがったということになります。
そして自分自身にその気持ちがなければ、「もっと上手くできないか」「より短い時間でできないか」という工夫は生まれづらいものです。
これはほんの一例のお話です。
小学生にとって、算数の計算力の向上には毎日の練習が効果的です。
(一部に例外的な生徒もいますが、95%の生徒にはあてはまります)
そしてここが肝心。
作業的な学習としてでなく、目的意識を持って取り組むことで効果が増します。
 
まずは日々の取り組みの中で、気をつけていきましょう。
近道はありません。
テスト時間内での立ちまわりは、必要な内容を履修し終えた9月から塾の授業内で訓練していくことになります。
そこから先の入試問題に対する準備は、個人個人の戦い。
しっかりした演算能力を身に付けた受験生は、独力で試行錯誤しながら立ち向かっていけるはずです。

 
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算数の先生にとっては永遠のテーマですね。
「計算ミスも実力のうち」?
いやいや算数においては、「計算の精度こそ実力そのもの」です。
多くの中学校の入試において、合格点をとるためには難問を解く必要はありません。
ほとんどの受験生が、当たり前の問題をしっかり正解すれば、合格点をとれると判断して受験に臨んでいます。
「ゆっくり解けば正解へ至る問題をいかに時間内に得点できるか」が合否のカギを握るわけです。
 
さて、例えば10問中9問正解できる生徒を集めたとしても、100問解けば分布はバラけます。
そして試験を行う側は上位から合格者をだしていきます。
つまり計算ミスをしない生徒は存在しません。
落ち着いて考えれば、ミスをしない人間が存在しないことは明らかでしょう。
取り組むべき課題は、どうやったらミスを減らしていけるかです。
 
アプローチとしては大きく2つ、日常的な練習と、試験時間の使い方の訓練に分かれると思っています。
問題用紙を見ると、正しい方針を立て、正解ルートを辿っているにも関わらず、処理に失敗して×になっていることがあります。
これは保護者の方々にとっては非常に歯がゆいものですし、あれこれ口を出したくなる気持ちも理解できます。
大問1の(1)を間違えている答案を見れば、注意するのは当然でしょう。
 
ですが、テストの際に「気合を入れる」ことでは基本的に何も変わりません。
子供たちもミスをしたくてしているわけではないですし、普通は常にベストを尽くしているのですから。
入試で合格することにいわゆる「根性」は非常に大切ですが、こと計算ミスを減らすことに関しては精神論でぶつかることはオススメできません。
 
Wisardで自分が実行している方法論を全て書くことはできないので、突然ですが自分の数少ない中学入試の記憶のことを書こうと思います。
僕が6年生だったある日、塾のない曜日にゴロゴロしていた時のことです。
電話が鳴り、僕が受話器を取って対応しました。
 
「はいもしもし、アベです」
「こんばんは。サピックス算数科の○○です。お母さんに代わってください」
(げげっ、先生だっ!?何か悪さをしたっけ?)
 
まずい!!!
 
まるでたいしたお話ではないんですが、後編に続きます。

 
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やっぱり、学校のマジメなアンケートに「お母さんの食事が美味しくて太ってしまうことが悩み」と書いてしまうような生徒のお話のほうがいいなあ!!と思った方はクリックをお願いします。
 
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ここ2回の更新は、豊島岡の生徒の進路のお話からの発展でした。
もう一人、最近数学の勉強をしにやってくる中学生がいるので、彼女のことを書こうと思います。
中学入学後かなりのんびりやっていたらしく、少しペースを取り戻すための応急処置で、ほんの短期間Wisardに再び通うことになりました。
 
豊島岡女子学園中学校
 
受験生の頃から明るいよく喋る生徒でしたが……
さらにパワーアップしていて、まあよく口が回ります。
実はこれは、あるパターンにあてはまります。
 
女子は自宅や小学校とは違う、「マジメモード」で塾での学習をスタートしていることが多いです。
これは男子と少し違うところですね。
だんだんWisardに慣れてきても、一度始めてしまったキャラクターは簡単には変えられず、最後まで落ち着いた雰囲気で勉強に取り組む………。
しかしいったん卒業し、しばらくぶりに現れるとその遠慮がちなキャラクターの演じ方を完全に忘れており、いきなり2倍くらいお喋りになっている。
こういうケースはかなり多いです。
 
彼女はもとからお喋りだったのでさらに……。
例えばこんな感じです(一息に読んで下さい)。
 
「先生、この因数分解は……ふむふむなるほど、あーおなかすいたなー。お母さんはすごく料理上手なんですよね早く帰って食べたいな―。ほんとにおいしくていっぱい食べちゃうから困っちゃうんです。ああ0の平方根は0なんですねこの前中学校のアンケートでなにか困っていることや悩んでいることはないかっていう質問があったので、思わずそれを書いちゃいましたよ。あとお姉ちゃんがその血を受け継いでいるんですよね。ガトーショコラとか作ってくれるんです。え?私?無理ですよめんどくさいじゃないですかー私は食べる専門でいくんです、で先生この問題が分かりません!」
 
僕もどちらかというと早口な方のはずですが、遮るスキがない……。
手もしっかり動いているのはさすがだなと思いつつ、ようやくこう言うことができました。
 
「君の家族では、お母さんはお料理が上手、お姉ちゃんはお菓子作りが上手。
でも君は勉強専門の戦闘民族だってことだね!?」
 
戦闘民族
 
すると答えは……。
「いやいや全然違います。私の専門はゲームです!冗談ですけど!」
 
回転の速さというか、これはこれですごく知性を感じます。
まあゲームのくだりはおいておいて。
自分の考えを相手に伝える訓練が日常生活の一部になっているというか……。
まず発信することを覚えて、そこから言葉を選んだり、間をとったりというテクニックを身につけていくんでしょう。
 
ペーパーの学力も大切ですが、「自分がどのような人間でどんな考え方をし、どれほど実力があるのか」を人に伝えるということは大切です。
この文章をお読みの方は、ただのお喋りな学生では?とお思いかもしれません。
ですがしっかりと考える能力があり、取り組む姿勢/習慣もある。
それと合わせて見てみると、どんな若者に育つんだろうと楽しみになります。

 
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