Archive for 6月, 2016

「あれ、先生!!」
 
先週の日曜日の朝のことです。
校舎に向かう電車の中。
突然声をかけられ、すっかり気を抜いていた僕はビクンッとしてしまいました。
話しかけてくれたのは、卒業生のお母様でした。
そして彼のことを一気に思い出します。
 
何といっても一番に覚えているのは2月5日のことです。
2月、かなり厳しめのスケジュールを選択した彼はなかなかよい結果が出ず、非常に苦しい入試になりました。
そして、2月5日は最後の日程。
もう平常心で受験することも難しい、精神力が必要になるテストです。
少しでも彼を応援しようと、僕は早朝、受験校の前に立って待っていました。
震えるほどの寒さではなく、入試の緊張感そのままのような、澄んだ空気の朝でした。
 
澄み切った青空
 
しかし………来ない。
彼はいつまでたっても来ません。
最初の受験生が到着する前からスタンバイしていたのに……。
どうしてだろう?どうして来ないんだろう………。
もしかしたら、多くの受験生の中で見逃してしまったのかな??
いや、そんなことはないはず、絶対に今から来るはずだ……。
待っているしかできないだけに、すごく気持ちが焦ります。
 
そうこうしているうちに、始業のチャイムが鳴りました。
時間ギリギリに駆け込んでくる受験生たちの姿ももうなくなってきて……。
小規模塾の先生たちは、目当ての生徒に会えたら次々と引き上げていきます。
とうとう大手塾の先生たちも解散しようとする、そんな時でした。
 
…………来ました!!!
お母さんに手を引っ張られるようにして、とうとう彼が到着しました。
正真正銘の最後にやってきた受験生です。
しかし、やっぱり様子がおかしいです。
試験場に向かいながらほんの少しだけ、ことばをかわすと……。
 
「もう受けたくない、合格してもこの学校には行かない!!」
そんなことを口にする状態でした。
もう最後の試験なんだ、やるだけやってきて、合格してから考えればいいよ!!
それしかかける言葉はありません。
彼は簡単に弱音を吐くような性格ではなく、芯のある気持ちの強い少年でした。
それだけ、その数日間が過酷だったということでしょう。
彼が力を出し切れること、それだけを願って送り出したことをよく覚えています。
 
長くなってしまったので、後編に続きます。
 
 
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授業のない日の夕方、19時くらいでしょうか。
所用があり、珍しく知らない街を歩いている時のことです。
早稲田アカデミーの校舎の前を通りかかりました。
 
目についたのは、建物の前で待っている10名近いお母さま方。
信号を待ちながら、もうお迎えの時間なのかなとぼんやり思いつつ見ていると……。
するとちょうど何人もの生徒たちが小走りに校舎から出てくるではありませんか。
ん??手ぶらで出てきている……??
 
おぉ、なるほど。
お母様方はお弁当を届けるためにいらしているようですね。
Wisardには平日の授業でお弁当を食べるという文化はないものですから、なんだか新鮮です。
お弁当を手渡して。一言二言、ことばをかわすと子どもたちは足取りも軽く校舎に戻っていきます。
中にはぎゅっとお母さんに抱きしめられてから戻る生徒も。
多くの子どもが楽しそうな笑顔だったのが印象的でした。
 
受付にお弁当を預けることもできるでしょうに、この一瞬(それこそ5秒くらいだと思います)のために、ずっと外で待っているお母様もいるということなんでしょうか。
家族の愛情を感じた1コマで、周囲がどんな気持ちで子供の成長を見守っているのか、それを肌で感じた気持ちがしました。
(お弁当を持たせる方が普通、ということはもちろんわかっています)
 

あ、家族の気持ちといえば…………先日あるお母様に「アベ先生、小学3年生の娘さんがいるらしいですね」と訊ねられたのですが……!!!
いったい、どんなところからそんなお話が出てくるのでしょう?
本気で不思議です(笑)
 
 
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教室の入れ替わりの時のことです。
ゴミ箱に血の付いたティッシュがたくさん!あることに気がつきました。
小学生はまだ身体ができあがっていないので、鼻血をだしてしまうことはよくあります。
ですから、そんなに驚きはしません。
 
教室に入って、ティッシュを鼻に詰めた少年に「大丈夫?もう血は止まった?」と声をかけると……。
彼は余裕の表情でにっこり微笑み……。
 
「何ともないですよ。ちょっと放血しちゃって」
 
鼻血
 
こわいことばを知っていますね。
おそらく「放水」を自分なりにアレンジして使っているのだと思います。
「すごい出血」のような意味合いで。
彼はすごく表現力の高い少年でお話もいちいち面白く、色々なことをよく考えているな、と感心させられる生徒です。
算数については、僕に厳しく怒られまくっていますが……。
そしてこんなことまで言い出しました。
 
「ちょっと違和感があったので、鼻をチェックしたんですよ。
そうしたら禍々しい塊が見つかりましてね……」
 
まがまがしい!!
小学生が使うことばじゃないですね。
ファンタジー系の小説をたくさん読んでいるのでしょうか。
本当に物知りな男です。
そしてこれからその知性を、テストの準備のために活かしてほしい!!と願っています。
 
 
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先日の授業中のこと。
「親友」ということばが話題に上がりました。
 
「先生、俺の大親友がさあ………」
 
確かそんなことを言い出した子がいたのでしょう。
小学生と話をしていると、この普段聞かない単語はわりとよく出てきます。
思わずちょっと苦笑いをしつつ……。
「大親友といえる友達がいるなんて!!それはよかったねぇ」
とさらっと返しました。
 
すると子供たちは口々に色々なことを言い出しました。
「オレなら、大親友なんて10人くらいいますよ!」
「僕はもっといます!20人くらい!」
「先生は小学生の時、親友がいなかったんですか??」
 
俺たちもう仲間だろ
 
ほー、けっこう「大親友」ってたくさんいるものなんですね(笑)
大親友っていうことば自体がなんだか気恥ずかしい気がするのは、年をとったということなのかもしれません。
うーん、そんな友達はいたかなあ……(遠い目)。
 
さて、子供たちには最高の友人たちに囲まれて、伸びるところまで伸びてほしいなあと思っています。
そして「大親友がたくさんいる大人」になれたら、何よりでしょう。
ちょっとファンタジーかもしれませんが……。
 
と、そんなことを思っているとある少年がこんなことを言い出しました。
お話上手で、いつもにこやかな少年です。
今回も、笑顔で強烈なことを語ってくれました。
 
「先生、俺には幼馴染の大親友がいるんですけど……
4年生の頃に裏切られたんですよ!」
 
えっ、ちょっと(笑)
大親友なのに裏切っちゃうの!!??
教室は大爆笑。
オチがついたところで、すっきり勉強モードに戻ることができました。
どんな裏切り方をされたのか、ちょっと気になるところではありますが……。
 
 
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3.14×65=204.1
3.14×20=62.8
204.1+62.8=266.9
 
こんな計算をする生徒には3.14の計算はまとめたら?と勧めることが多いです。
つまり、3.14×85=266.9の形にして計算するように、ということですね。
もちろん3.14が絡んだ計算に慣れてほしい段階ではそのままにすることもありますし、逆に十分に習熟している生徒には必ずまとめるように指示することもあります。
今、目の前にいるこの子にはどんな指導が適切だろう?
授業中はいつもそんなことを考えています。
 
さて昨日の授業では、5年生ながら十分な力のある生徒が相手だったので、必ず1回にまとめよう!!と伝えました。
すると、彼の反応は
「えぇー!どうしてもまとめなきゃ、ダメなんですか?」というもの。
 
いいですね!!
自分のアプローチに拘りがあるのは悪い事ではありません。
ただ、ここは自由な取り組み方を認めるより、絶対的なセオリーとして押し切るべき場面です。
 
「いい?この3本の式と、3.14×85=266.9を比べてみて。
式の数が3倍になるということは、時間も3倍かかるし、ミスする確率も3倍になるということなんだよ!
慣れれば自由に使いこなせるから、ここは騙されたと思って練習してみよう!」
 
こういう話し方をすると、多くの生徒は納得してできるだけ計算を簡略化しようと試みてくれます。
初めは運用する上でミスすることもありますが、たいていはすぐに上手になります。
 
………。
さて、ここまではなんでもないお話です。
昨日の少年は僕の話を聞くと、ちょっと考えてこう言いました。
「でも先生。
先生のやり方も65+20=85っていう計算をしているから式は2本ですよね。
そしたら、時間もミスする確率も1.5倍じゃないですか?」
(その程度の差だったら自分のやり方でもいいじゃないか、という視線)
 
視線を感じる。
 
ほーう!!
すごくいい発想じゃないかぁー!
思わず膝を打ちますね。
ただ今回に限ってはそこにはこだわらずに言うことを聞いてほしい、と思ってはいますが(笑)
 
 
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