Archive for 3月, 2018

今春、中学校に入学する生徒とのお話です。
 
Wisardの卒業生の多くは都内の学校に進学するため、これから電車での移動が長くなる生徒が多いはずです。
その1人との会話。
 
 
「いま、中学校に電車で行く練習をしてるんです。
でも……何回試しても、道に迷っちゃうんです。
副都心線に乗り換えるのが難しいんですよ。
気づいたら山手線に乗ってしまうんです」
 
「副都心線は地下深くで、山手線は2Fだよね……。
間違えようがない気がするけれど、大丈夫ですか?(笑)」
 
「これでもマシになったほうなんです!!
初めは、丸の内線に乗っちゃったんです。
ユニクロで曲がることを覚えたので、山手線には乗れるようになったんですよ」
 
「それは前進してるのかな?
まず、案内の掲示があるんだから、それを見ようよ。
それがどうしても無理なら、目印を決めないとね」
 
「だから目印はユニクロに決まってるじゃないですか!
曲がり方の問題なんです」
 
「ああ、そうなの?
心配だね。あと2週間で、ちゃんと道を覚えよう。
中学受験を突破できたんだから、それよりは易しいはずだよ。
おっちょこちょいにもほどがあるよね(笑)」
 
「そうなんですけれど、仕方ないんです。
わたし、おっちょこちょいすぎて、
骨折をもう10回以上しているんですよね」
 
(一同驚愕。エェー!!!)
 
 
相変わらず、マイペースな女の子だな、と苦笑い。
しかし、その後彼女から聞いたお話は、もっとスゴかったです。
 
「わたし、入試が終わって体重が5kg増えちゃったんですよ。
毎日ポテチを食べながら、テレビ観たり、ゲームしたりしてたから。
もう飽きてきましたけど……」
 
「そりゃ、飽きるだろうね。
まず、スナック菓子はやめた方がいいよ。
絶対、身体によくないんだから」
 
「ちゃんと1日 1/2袋にしていますよ。
それに、ママに毎日体重をチェックされるようになったんで、気をつけています。
聞かれても、さすがに言えないほどヤバくなってきたので」
 
「中高生は体重なんて気にすることないと思うけれどね。
まず、きちんとした食生活をして、身体を作ることだよ」
 
「でも大丈夫なんですよ。
インフルに感動したんです。
インフルエンザにかかったら、いきなり3kg落ちたんですよ。
スゴいですよね!」
 
「いや、それはただ単に衰弱しているだけでしょ!
すぐリバウンドするよ、それは!!」
 
「でも。
今読んでるマンガで、意識が高まってきたので大丈夫です。
 
「女は見た目が100%」
 
っていうのなんですけど。
すごく面白いから、先生も読んだ方がいいですよ!!」
 
クラスは爆笑の渦。
「い、い、いい加減にしなさい!」としか言えませんでした。
その明るさをそのままに、成長してほしいですね。
 
※後で調べたら、「人は見た目が100%」という作品のようです。
タイトルくらい、ちゃんと覚えろと言いたいです!!
 
 
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※塾を休みがちな生徒が、合格しづらいわけではありません。念のため!!
 
塾を全く休まない生徒は結果がよい、ということは確かだと思います。
中学受験は平均2.5年くらいかけて準備します。
Wisardは通塾期間はもう少し短い教室ですが、その期間、それこそ1度も欠席しないような生徒は一定数います。
春期講習前の個人面談で、塾の欠席についてのご質問を受けましたので、記事にしようと思い立ちました。
結論としては、上記の通りで間違いありませんが、それはどうしてなのか、という理由づけを考えてみます。
 
 

子供が塾の授業を楽しみにしている

 
子供が休みたがらないケースですね。
ご家族の予定よりも塾に行きたい、体調が少々悪くても欠席したくない、という気持ちがある場合です。
出席した方が成長できるのを体感で知っており、そういう生徒は授業中によく伸びていく感覚があります。
イヤイヤながら教室に行く生徒よりも、そういう子が多くを学べるのは自然ですね。
6年生の夏休みを過ぎると、受験生としての負荷はどうしても増してきます。
ですが逆にそれまでは、弾むような足取りで教室に来てほしいといつも思っています。
 
 

もともと、子供に体力がある

 
これは勉強に限ったことではありませんが、やはり体力がある方が頑張りが効きます。
中学受験は楽しんで、無理なく教室に通い、その結果として身につけた力で突破するのが理想です。
もちろん、評価されるのは頭の良し悪しですし、体力測定があるわけではありません。
ですが、スケジュール的なハードさはある程度はありますので、体力があるに越したことはありません。
 
また、社会に出る前に身につける力として、頑健な身体能力は必須です。
長い通塾期間の中で欠席が際立って少ないということは、その力が小学生の段階ですでに備わっていることを示しているのでしょう。
 
 

いい意味で、視野が狭い

 
いい意味で盲目、ということです。
盲目というと、悪い言葉のようですが、いい意味で使っています。
塾を休む、という選択肢がないということです。
例えば昨年度、第1志望の豊島岡に進学した生徒とこんなお話をしました。
 
「1日過去問を3本とかやっても、嫌がらなかったよね。
いつもやる気満々で、前向きだった。
1月の雪の日だって、授業を休まなかった。
そういう気持ちで取り組んだから、力がついたんだと思うよ」
 
僕がそう言うと、こんな答えが返ってきました。
 
「えっ、過去問演習とか、断ってもよかったんですか?
雪の日もほんとは休んで、うちでゆっくりしたかったんですけど‥‥。
そういう選択肢があることが、思いつきませんでした!」

 
こういう感じです。うまく伝わるでしょうか。
 
また、この「視野の狭さ」というのは、他の場面でも現れることがあります。
例えば、やや厳しい第1志望校と、無理なく合格できる第2志望校があった時。
ちょっと手を抜いて、無理なく第2志望校でいいじゃないか、という選択肢がそもそも頭に浮かばない方がよい場合があります。
つまり、第1志望と第2志望の違いなんてよくわからないけれど、とりあえずは1番行きたい方にこだわるんだ!というメンタリティの方が、ギリギリの勝負ではプラスに働くのではないでしょうか。
 
あるいは、多くの情報が簡単に手に入るいま。
勉強の仕方、成績の上げ方についても、様々な人が様々なことを言っています。
それが気になってしまって、つまみ食いを繰り返し、結果として何の成果も上がらなかった。
そうならないようにしたいものです。
これだと信じたやり方を貫くことに集中することも大切だということは、日々感じています。
 
 

ご家庭の中で、子供の学習の優先度が高い

 
子供の学習のプライオリティが高いご家庭は、塾の予定を優先してご家族のスケジュールを組まれています。
Wisardはある程度は授業を振り替えることができるので、欠席のダメージは比較的少ない方です。
ですが、大手塾の講義型の授業の場合は欠席したら、それで終わりです。
ドカンと渡される欠席教材や家庭学習を、授業に出席した場合と同じ完成度に仕上げるのは至難の業。
それがカンタンなことなら、世の中は通信教育で中学受験する生徒で溢れているはずです。
 
小学生は、授業に出席し、それに参加しながら学ぶことで最も集中し、成長することができます。
Wisardでも、塾での学習を「単なる習い事の1つ」ではなく、将来の礎を築くための大切な時間として、生徒をお預かりしています。
そういう意味で、欠席が少ないことはご家庭としての協力体制が作れていることを意味していると言えそうです。
 
 

まとめ

 
授業を休まないことに一定の価値があることが、うまく伝わったでしょうか。
ご家庭によって様々なご事情がありますから、授業の欠席が無条件に良くないというわけではありません。
逆に、皆勤賞の生徒が必ずしも第1志望校に合格するわけではない、ということももちろんですし、
合格に近づくなと明確に感じるのは、長期間全く欠席のないような稀有なケースのみです。
 
「授業が面白いし、自分にとって役に立つ内容だから、休みたくない!」ような教室を選ぶこと。
休まずに楽しく通って学び、新しい内容を理解しながら少しずつ成長すること。
そして、ご家庭によって形式は異なりますが、それに協力し、サポートしてあげること。
それができれば、確実に合格を手繰り寄せることができます。
 
ただし、もちろん体調が悪い時は、しっかり休んでくださいね!!
勉強は体調万全の時にやるべきことです。
 
 
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今春、中学校に進学する生徒と、面白いお話をしました。
中学受験で合格した時の、受験番号についてです。
以下のようなお話でした。
 
 
「中学に入るのは大きな区切りだからって、
お父さんが僕名義の銀行口座を作ったくれたらしいんですよ。
これからは、いただいたお年玉は、そこに入れていくらしいです。
高校に入るときに、成績が良かったら自分のノートパソコンをそれで買っていいって言われました」
 
「ふーん、銀行口座かあ。
中高生は本を読んでネットを見て、あとは勉強に集中すればいいと思うけれど。
まあ、少しずつ大人として扱っていくっていうことなんだろうねえ」
 
「それで暗証番号は、進学する中学校の受験番号にしたんですよ。
僕の番号、4ケタだったから、ちょうどよかったみたいです」
 
「おぉー。なるほど。
誕生日や電話番号ではダメなんだよね。
合格した時の嬉しさもあるし、忘れづらい数字かもしれないね」
 
 
ここまではよかったんです。
ですが、最後にしっかりオチをつけてくれました。
 
「というわけで、先生。
先生は僕の受験番号、知ってましたよね。
家族以外で知っているのは、たぶんWisardの先生だけです。
だから、もしも僕がカードを落として、預金が引き出されちゃったら、とりあえず先生がいちばんの容疑者になりますから!!」

 
「えっっ!?
それはちょっと‥‥(笑)
わかった。
とりあえず、カードと通帳は自宅の金庫にでも入れておくことだね(笑)」
 
確かに、受験番号は他人に知られることはまずないですから、わりといいアイデアかもしれませんね!
ほとんどの子供は銀行口座を持つのは大学に入ってからでしょう。
そういう子には、大学受験でもしっかりと合格し、それを暗証番号にしてほしいと思います。
 
 
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桜が咲く、卒業式の季節ですね。
 
Wisardも数学準備講座が終了。
いよいよ、9期生たちも完全に卒業です。
1年間見守ってきた生徒たちなので、とてもさびしい気持ちもあります。
ですが、彼らには南浦和のこの小さな教室は狭すぎます。
もっと広い舞台に飛び出していくのを喜びたいと思います。
 
最後の授業では、やはり区切りの時期だなあと思うような言葉が多く聞かれました。
 
 

区切りに感動してる

 
「けっこうさみしかった」
「中学校も楽しみだけれど、小学校も大好きでした」
「みんなが泣いてるのみてたら、こっちも悲しくなってきた」
「隣のクラスの女子が号泣しまくっていていて、うちらも悲しまないと、みたいな空気になった」

 
素直に受け止めている系ですね。
6年も通った小学校との別れですから、名残惜しいくらいがいいのかなという気もします。
 
 

ブランクを感じてる

 
「塾も学校もなくなって、自由すぎるから、ヘンな感じがします」
「入試のために覚えた社会とか全部忘れました!
もう聖徳太子しか覚えてません……」

 
確かにこれだけペースメーカーがない時期は珍しいかもしれません。
春休みの課題のない中学校に進学する生徒は、特にそうですね。
年齢が進むにつれて裁量が広がり、自分の時間をの使い方を考えるスキルも身についていくのでしょう。
 
 

憎まれ口を叩く

 
「先生、今日は入試に受かった日よりも嬉しかったですよ。
もうあの○○のような小学校に行かなくてもいいんですから!」
「というか、小学校の給食、マズすぎ!!
もう食べなくてもいいと思うと嬉しすぎる!」

 
Wisardの生徒はこのパターンが多いような気がします(笑)
まあ、「公立中に行きたくない」というのが中学受験の最もポピュラーな動機なので、無理からぬことではありますが……。
 
 

実力をつける6年間に

 
いずれにしても、新しい環境に飛び込むことを楽しみにしてほしいと思います。
中学受験で勝ちとった環境はすぐに当たり前になり、合格したということは強みになりません。
そこにはもっと成長するチャンスがあるはずです。
 
ある生徒からは、こんなことばを聞くことができました。
 
「テストのための勉強もちゃんとやります。
それから、面白いもの、楽しいものを何か見つけて、それを思い切りやりたいです!」
 
素晴らしい。
それでいこう!!と答えました。
 
それを聞きたかった。
 
 
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中学受験生は、数多くのテストを受験します。
毎回同じ成績であることはなく、ずっと上がり続けることもまずありません。
ですから、少々のブレは当然のことで、なんでもありません。
 
今回は、四谷大塚の合不合判定模試やサピックスの組分け、日能研の公開模試等、重要視されるテストでの算数で大きな失敗した時、考えるべきことを記事にします。
小さな失敗は繰り返して当然です。
ガツンと下がってしまった時限定の内容とお考えください。
 
 

子供のコンディション確認。
授業を万全の状態で受けられているか。

 
まずほとんどの場合、通常では考えられないような失敗の原因は、
 
「緊張」「毎日の計算練習の滞り」「コンディション不良」
 
のいずれかです。
大手塾のテストは処理の正確さにフォーカスした内容です。
ですから、ミスが増えれば簡単に成績は落ちてしまいます。
睡眠・栄養、それから勉強と関係ないことも含めて、悩んでいるような雰囲気がないかも確認しましょう。
日常的な疲労が限界に達している場合もあるので、特に慎重な判断が求められます。
肉体的・精神的に疲れている生徒は、基本的に成績が落ちていきます。
人間は本能的に学びながら成長しますが、それは身体の成長のあとに来るものなのでしょう。
以上の点で問題がなければ、「次、頑張ろうね!」で十分です。
 
例外は難度の高い学校別の試験や、志望校別SOです。
こちらでの失敗は、問題の傾向が合っていない可能性も考慮する必要があります。
 
 

日々の計算練習は怠らない

 
毎日のトレーニングは、点数を安定させるのに効果的です。
基本的に、夏期講習までは全員やった方がよいです。
(もちろん例外もあります)
特に、これまで継続していた習慣をサボり始めると、成績が下がりやすい傾向があります。
基礎鍛錬は取り組んで当然に近いものにしておきたいところです。
遅れがちになっていないかも確認しましょう。
 
 

子供のことばを引き出す。

 
大失敗した時は、叱ってはいけません。
どうしてダメだったんだろうね、と話題にする程度に留めましょう。
自分なりの説明があれば、内容は問いません。
めちゃくちゃな論理でもOKです。
前向きな精神に持っていくことが優先。
気持ちがある生徒は、何も言わなくても悔しさを感じています。
さらに、コースが落ちる等すれば、それを簡単に忘れられない仕組みになっています。
周囲があえて指摘する必要は全くありません。
 
逆に本人が悔しさを感じていない場合は、何を言っても他人事です。
入試直前を除き、普通の小学生に受験生の自覚なんてものはないと思ってください。
待つのが一番の良薬です。
入試が迫れば、必ず合格したくなってきます。
それまでの道のりの途上では、周りが大騒ぎするのが一番、本人をシラけさせます。
 
 

やり方を簡単に変えない。

 
入室や転塾の直後を除いては、これが万全と思える取り組み方をしているはずです。
それをそう簡単に変えないようにしましょう。
取り組み方をコロコロ変えては、日常全体が浮き足立ち、自信はどんどん失われていきます。
本人が自ら解き直しをして、できそうなところをピックアップすれば十分です。
 
1週間の取り組み方があやふやなのであれば、スケジュールの見える化はしてもよいでしょう。
ただし、現実的でない計画は避けてください。
 
これはとても大切なことです。
「何を変えたらいいのでしょう?」というお問い合わせをいただくことは、Wisardでも少なくありません。
ほとんどの場合、
「変える必要はありません。
すでに最善手を打っています」

という返答をしているような感覚があります。
逆に、大幅な変更を繰り返すようでは、これまでのやり方はなんだったのか、ということになるのではないでしょうか。
 
 

勤続疲労が感じられる場合

 
勉強時間を減らすのが一番です。
パズルや読書等、集中する感覚を取り戻す時間をとるのも良い作戦です。
逆に、一番ダメなのは取り組む内容を増やすことです。
負荷を増やすのは失敗した時ではなく、好調の時にすべきことです。
取り組む問題の難易度もしかり。
下げることはあっていいのですが、上げてしまっては大混乱です。
同じ単元が以前出てきた教材を久しぶりに解いてみて、理解度が格段に上がっていることを確認するのは、比較的よいやり方です。
 
 

塾の先生に相談するとすれば

 
ある程度勉強している生徒の場合は、現状の取り組み方を伝え、切るところがないかのアドバイスを求めましょう。
あれをやれ、これもやれと指示するのは簡単なんです。
しかし、子供の得点力はいかに頭を使っているかで決まるのであって、解いた問題の数はもちろん、勉強時間でももちろん決まりません。
むしろ長い時間集中することは小学生には難しく、惰性で机に向かう習慣ばかりがついてしまいます。
 
何もやっていない生徒の場合は、先生から取り組みについて具体的な指示をするのがよいです。
(できれば、テストの失敗というショック療法の前にしておくべきことですが‥)
しかし、そう簡単に子供は変わりません。
基本的にはやるならこれ、という内容を明示し、あとはひたすら待つ姿勢が大切です。
今年度の合格体験記をご覧になると、待ちに待ちまくり、志望校合格を掴んだ例がいくつもあることにお気づきになるはずです)
 
 

まとめ

 
お子さんの生活が勉強も含めてしっかり回っているかどうかを、再確認する機会と位置づけてみてはいかがでしょうか。
子供は成功からも多くを学べますが、小さな失敗からも、実は多くを学んでいます。
しかし、それは大人が授ける知恵であってはいけません。
本人が自分なりに考え、たどり着くことが最も大切で、曖昧であっても構わないんです。
その積み重ねが大きな成長につながります。
 
ご両親が明白な綻びを見つけた場合は、そこだけを見直してみましょう。
「もっと勉強させなくては!」となってしまうことは、短期的に見てもほとんどの場合はマイナスです。
長期的には、計り知れない遠回りになります。
次は頑張るぞ!と、態勢を立て直したお子さんを見守ってあげてください。
 
 
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