【中学受験】豊島岡のマシンガン

 
ここ2回の更新は、豊島岡の生徒の進路のお話からの発展でした。
もう一人、最近数学の勉強をしにやってくる中学生がいるので、彼女のことを書こうと思います。
中学入学後かなりのんびりやっていたらしく、少しペースを取り戻すための応急処置で、ほんの短期間Wisardに再び通うことになりました。
 
豊島岡女子学園中学校
 
受験生の頃から明るいよく喋る生徒でしたが……
さらにパワーアップしていて、まあよく口が回ります。
実はこれは、あるパターンにあてはまります。
 
女子は自宅や小学校とは違う、「マジメモード」で塾での学習をスタートしていることが多いです。
これは男子と少し違うところですね。
だんだんWisardに慣れてきても、一度始めてしまったキャラクターは簡単には変えられず、最後まで落ち着いた雰囲気で勉強に取り組む………。
しかしいったん卒業し、しばらくぶりに現れるとその遠慮がちなキャラクターの演じ方を完全に忘れており、いきなり2倍くらいお喋りになっている。
こういうケースはかなり多いです。
 
彼女はもとからお喋りだったのでさらに……。
例えばこんな感じです(一息に読んで下さい)。
 
「先生、この因数分解は……ふむふむなるほど、あーおなかすいたなー。お母さんはすごく料理上手なんですよね早く帰って食べたいな―。ほんとにおいしくていっぱい食べちゃうから困っちゃうんです。ああ0の平方根は0なんですねこの前中学校のアンケートでなにか困っていることや悩んでいることはないかっていう質問があったので、思わずそれを書いちゃいましたよ。あとお姉ちゃんがその血を受け継いでいるんですよね。ガトーショコラとか作ってくれるんです。え?私?無理ですよめんどくさいじゃないですかー私は食べる専門でいくんです、で先生この問題が分かりません!」
 
僕もどちらかというと早口な方のはずですが、遮るスキがない……。
手もしっかり動いているのはさすがだなと思いつつ、ようやくこう言うことができました。
 
「君の家族では、お母さんはお料理が上手、お姉ちゃんはお菓子作りが上手。
でも君は勉強専門の戦闘民族だってことだね!?」
 
戦闘民族
 
すると答えは……。
「いやいや全然違います。私の専門はゲームです!冗談ですけど!」
 
回転の速さというか、これはこれですごく知性を感じます。
まあゲームのくだりはおいておいて。
自分の考えを相手に伝える訓練が日常生活の一部になっているというか……。
まず発信することを覚えて、そこから言葉を選んだり、間をとったりというテクニックを身につけていくんでしょう。
 
ペーパーの学力も大切ですが、「自分がどのような人間でどんな考え方をし、どれほど実力があるのか」を人に伝えるということは大切です。
この文章をお読みの方は、ただのお喋りな学生では?とお思いかもしれません。
ですがしっかりと考える能力があり、取り組む姿勢/習慣もある。
それと合わせて見てみると、どんな若者に育つんだろうと楽しみになります。

 
↓Facebookを活用し始めました。いいね!お待ちしています。

Wisard Facebookページ
 
↓ブログ更新のモチベーションとしてブログランキングに登録しています。
そのアンケートのお話が書きたかっただけでしょう!
そんなことはお見通しだから!!と思った方はクリックをお願いします。
 
にほんブログ村 受験ブログへ
にほんブログ村

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。