計算ミスを減らす!(前編)

算数の先生にとっては永遠のテーマですね。
「計算ミスも実力のうち」?
いやいや算数においては、「計算の精度こそ実力そのもの」です。
多くの中学校の入試において、合格点をとるためには難問を解く必要はありません。
ほとんどの受験生が、当たり前の問題をしっかり正解すれば、合格点をとれると判断して受験に臨んでいます。
「ゆっくり解けば正解へ至る問題をいかに時間内に得点できるか」が合否のカギを握るわけです。
 
さて、例えば10問中9問正解できる生徒を集めたとしても、100問解けば分布はバラけます。
そして試験を行う側は上位から合格者をだしていきます。
つまり計算ミスをしない生徒は存在しません。
落ち着いて考えれば、ミスをしない人間が存在しないことは明らかでしょう。
取り組むべき課題は、どうやったらミスを減らしていけるかです。
 
アプローチとしては大きく2つ、日常的な練習と、試験時間の使い方の訓練に分かれると思っています。
問題用紙を見ると、正しい方針を立て、正解ルートを辿っているにも関わらず、処理に失敗して×になっていることがあります。
これは保護者の方々にとっては非常に歯がゆいものですし、あれこれ口を出したくなる気持ちも理解できます。
大問1の(1)を間違えている答案を見れば、注意するのは当然でしょう。
 
ですが、テストの際に「気合を入れる」ことでは基本的に何も変わりません。
子供たちもミスをしたくてしているわけではないですし、普通は常にベストを尽くしているのですから。
入試で合格することにいわゆる「根性」は非常に大切ですが、こと計算ミスを減らすことに関しては精神論でぶつかることはオススメできません。
 
Wisardで自分が実行している方法論を全て書くことはできないので、突然ですが自分の数少ない中学入試の記憶のことを書こうと思います。
僕が6年生だったある日、塾のない曜日にゴロゴロしていた時のことです。
電話が鳴り、僕が受話器を取って対応しました。
 
「はいもしもし、アベです」
「こんばんは。サピックス算数科の○○です。お母さんに代わってください」
(げげっ、先生だっ!?何か悪さをしたっけ?)
 
まずい!!!
 
まるでたいしたお話ではないんですが、後編に続きます。

 
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