【中学受験】第1回学校別SOの結果をどう見るか

たまには中学入試に携わるプロらしい内容の文章でも書こうかと思います。
ブログをご覧になった方(Wisardの生徒以外の方)から、メール/お電話でご質問を受けることが多くなってきました。
今回は先日実施されたサピックスオープンの結果をどのように見るかについての私見を述べることにします。
これまではこういった内容は文章にしてこなかったので、今回はお試しです。
 
Wisardでは基本的に生徒のデータだけでなく、普段の授業での生徒に対する評価を加味して受験校選択についてご助言申し上げています。
そういう意味では、我々の判断はかなりアナログな、経験則に基づいたものです。
ですからデータはもちろん重要な指標ですが、それだけで本当に効果的な助言をすることはできません。
簡単に文章に出来る範囲で、我々が特に気をつけて見ている点を書くことにします。
必要な方のみご参考になさってください。
Wisardの生徒の不利益にならないよう、こういう生徒は危ない、という書き方に留めておきます。
SOって何ですか、という方は何事もなくスル―なさってください(笑)
諸事情あって、今回は男子御三家のみとしておきます。

 
開成→算数の必答問題で失点していないか(今回でいえば大問2の速さです)。
算数の偏差が50を切っていないか。
第1回・2回のうち1回でも合格可能性50%を超えれば挑戦する資格はあると思いますが、ミスの許されない算数で平均点を下回っている場合は慎重に考えるべきです。
 
麻布→国理社の成績を重視してください。
記述に全く対応できていない場合は、残り3ヶ月のうち多くの時間を麻布対策に割くことにはリスクがあります。
その場合は志望校変更も視野に入れるべきです。
算数だけで押しまくる入試では突破しづらい学校です。
 
駒東→基本的に麻布に準じますが、算数の比率は麻布よりは高くなります。
(今回は得点しやすい内容でした。大問2・3・4のうち、0点の問題がないこと、その上でできれば1問は完答したいところです)
麻布と比べると合格に必要な得点が高いため、極端に苦手な科目がないこともチェックポイントです。
 

こんなところでしょうか。
学校別SOは2回しかありませんし、第2回は過去問演習がある程度進んでしまっている時期になるため、路線変更が難しくなる傾向があります。
しっかり目標を見定め、残り3ヶ月余りを悔いのない準備期間としていきましょう。

 
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