何度でも、仰げば尊し。

授業中、ある6年生が深いため息をつきました。
「やっと運動会が終わったと思ったら、もうすぐ卒業式の練習だなあと思って。
それを考えたら気が重くて。憂鬱なんですよ」
とは本人の弁。
 
憂鬱だなんて、ずいぶん言葉がわかるようになったなと思いつつ、しばらくの間くらいいいんじゃないの?と言うと。
こんな答えが返ってきました。
 
「いやいや。うちの小学校の卒業式の練習はヤバいです!!
1月から、ずーっと卒業式の準備ですから。
それに全体的に厳しいんです。
卒業証書を受け取る時とか、直角に曲がれって必ず言われます。
少しでも直角じゃないと怒鳴られるんですよ。
あとはやっぱり歌です。
もう3学期は、学校に歌を歌いに行くみたいなものです。
ひたすら君が代、校歌、仰げば尊し、です」
 
「去年、どうしてこんなどーでもいいことを必要以上にやるんだろう?ってずっと思っていました。
でも、それを先生に言ったりしたら……
 
雷
 
つまんないこと考えてるんじゃなーい!!
そんなこと考えてるヒマがあったらもっと歌の練習しろー!!て言われちゃいます(笑)」
 
先生のモノマネのあまりの面白さに笑ってしまいました。
怒り方が受けますね(笑)
この話を聞いて、あんまり練習しすぎると当日の感動が薄れてしまいそうでイヤだな、と口にしている子もいました。
これはこれでそういう見方もあるか、なるほど、という感じ。
12才にもなった子どもたち、結構色々なことを考えていますね!
 
いずれにせよ区切りの日ですから、楽しみな1日にしてほしいと思います。
何かを終えたら、何かが始まります。
10代のうちはきっと、それはいつも祝い事です。
20代以降は……それぞれの頑張り次第ですね。
おめでたいことがたくさんある人生を送るためには努力が必要。
心の底からそう考えているのですが、そればかり言い続けると説教くさくなってしまうのが難しいなあ、と最近は思います。

 
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