受験は博打みたいなもの?

某塾での、受験を間近に控えた6年生の保護者会。
弁者の先生が
 
「受験なんて博打みたいなもの。やってみなければわからない」
 
と口にしていたそうです。
あるお母様がそれにいたく憤っていらっしゃいました。
(もちろん冗談交じりではありますが……)
 
「おまえがゆーなって感じですよねっっっ!」
 
 
おまえがゆーな!!
 
うーん、確かに(笑)
まあことばの選び方というか……
結果は蓋を開けてみないとわからない、ということをその先生はおっしゃりたかったのだと思います。
 
例えば塾も学校も会社も実際にどんなところなのかはそこに飛び込んでみないとわからないですし、どんな職業であっても就いてみて初めて理解できることも多いですよね。
旅行も、引越も、お買物だってそうです。
食事をするお店に入ってメニューを選び、オーダーしたものがイメージしたものでないこともあるでしょう。
例としては、起業が一番わかりやすいかもしれません。
大成功するか、あっさりつぶれてしまうかは、スタートした時点では誰にもわからないことです。
ですからそういう意味では、受験と博打に共通する部分もあることは確かです。
 
ただ、入試がそうしたことと最も違うのは、子どもの未来への道の分岐点であるという点で、ご家庭にとって本当に重大事であること、そして長い期間をかけて準備して臨むものであるということです。
また、運否天賦ではなく、努力次第で合格の確率は上昇していきます。
ですから相違点も多くあるわけで、博打みたいなもの、はことばの選び方としてはちょっとキツすぎるのかな、と思います。
 
入試を例えるとしたら……マラソンみたいなもの、ではどうでしょう。
本気で取り組むランナーは、時間をかけて本番に合わせて身体を調整し、レースにピークを持っていくべく努力をするはずです。
そしてトレーニングの仕方はランナーそれぞれで様々。
長期間のモチベーションの維持も簡単ではありません。
レースが始まってからは、先行逃げ切りをはかる選手もいれば、スパートするタイミングを伺っている選手もいるでしょう。
大差がついてしまえば逆転は難しいものです。
ですが、レース終盤での逆転劇も決して少なくありません。
最後まで気の抜けない苦しい競争ですが、終わった後は充実感を感じることができ、次のレースに対する気持ちが生まれていきます。
 
マラソン
 
……これはちょっと美化しすぎでしょうか(笑)
とりあえず、これから入試に向かう生徒は運のことを考えてはいけません。
合格なら実力通り、不合格なら実力不足、そう割り切って試験に臨むメンタリティが大切なのかなと思っています。
 
 
↓Facebookを活用し始めました。イイね!をお待ちしています。
イイねしてくれた方は……現在22人です!

Wisard Facebookページ
 
↓ブログ更新のモチベーションとしてブログランキングに登録しています。
ちょっと冗長だけれど、まあ読む価値はあったかなぁ?と思った方はクリックをお願いします。
 
にほんブログ村 受験ブログへ
にほんブログ村

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。