2016 開成中学校への逆算①

今回からは麻布に引き続き、2016の開成の問題についてです。
下の画像をクリックすると問題が拡大されますが、きちんとした形でご覧になりたい方は四谷大塚のHPをご覧になってください。
 
開成2016 1
 
速さと比の問題です。
距離と速さの比がわかっているので、そこから時間の比にもっていきましょう。
解説は以下の通りです。
(下の画像をクリックすると解説が拡大されます)
 
2016 開成 1①
2016 開成 1②
2016 開成 1③
 
比が大きめの数になり、それをきっちり揃えていく正確さが要求されます。
「旅人算」というよりは、速さをテーマにして比の処理能力を見ています。
数字は親切なので、きっちり比をとることができれば難しくありません。
開成受験生ならば、正解したいレベルです。
 
ただ、ものすごく大きな点差のついた問題のはず。
まず問題文の意味をしっかりと理解できないと、20点まるごと失点することになります。
その場合、そこからの戦いは非常に不利なものになったのではないでしょうか。
2016年の問題は全体的にやや問題設定が分かりにくい出題でした。
それを象徴する問題だと思います。
 
 
さて、以下の問題をご覧ください。
 
A「兄は1200mを分速50mで走り、弟は900mを分速60mで走りました。
 かかった時間の比を答えなさい」
B「兄は12kmを時速24kmで走り、弟は20kmを時速16kmで走りました。
 かかった時間の比を答えなさい」
C「兄と弟の進む距離の比は3:2です。速さの比は5:4です。
 かかった時間の比を答えなさい」
 
A→Cに進むに従って、正答率はキレイに下がっていきます。
しかし、慣れている生徒には、同じ問題にしか見えません。
これを「同じ問題」に見えるよう、比に習熟しておくことが大切ですね。
 
チェックポイントは
 
・複雑な問題設定を読み解く力を鍛えておくこと。
・比の扱いにはとことん習熟しておくこと。
 
ということになります。
今回は以上です。
 
 
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