今後は算数についてのテクニカルなことも、定期的に書いていきます。
基本的にノウハウは教室で活用するものですが、どのようなことを考えて生徒を指導しているのかの一部をお伝えできればと思っています。
これから中学入試に臨むお子さんをお持ちのご家庭向けの内容となります。
今回は2016の麻布の問題についてです。
ただの解説だと多くの場所で同じことが書かれているはずなので、どんな準備をすることが得点につながるかを意識してまとめます。
文章量が多くなりますので、ご興味のない方は読みとばすことをお勧めします。
問題は四谷大塚のHPでダウンロードできますので、ご覧になってください。
(初めに1度だけ無料の会員登録が必要です)
それから、まず一度解いてからの方が面白くお読みになれると思います。
①→②→③→総括 の順にアップ予定です。
それではご覧ください。
1:分数の足し算 2:面積比 3:速さと比(つるかめ)
までは平易なので扱いません。
これが解けないようでは門前払いと言っていいでしょう。
今回は大問4を扱います。
平面図形を重ねていく問題。
(下の画像をクリックすると解説が拡大されます)
2016 麻布 4
2016 麻布 4②
この問題で最も大切なことは(3)を捨てることができるかどうかです。
逆に(1)(2)は必答レベル。
正答するために気をつけるべきポイントは
・自分なりに絵を書けること。定規を使わずにまっすぐ線が引けること。
・その図に数値をしっかり書き込めること。
となります。
方眼用紙を与えられれば、飛躍的に正答率が上がるはずの問題です。
それをきっちりフリーハンドで書ける生徒が、正解に至ることができます。
では次回に続きます。
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