勉強で一番大切な方針は、「シンプルに考えること」(3)

シリーズ最終回です。
 
今回お伝えしたかったことは、
 
勉強を知識の詰め込みのようなイメージで捉えるのではなく、「考え方」「取り組み方」を「感覚的に」扱えるような能力を育てなければならない、ということです。
 
 
僕も学生のころ、オジさん先生たちにさんざん言われたセリフがあります。
 
「本質を見る力を養いなさい」
 
これです。
当時は全く意味がわかりませんでした。
そして、次第になんとなく分かってきました。
要するに
「自分で考え、行動する力をつけなさい。
そうすればどんなことにも応用できるよ。
きっと楽しい人生を送れるよ」
ということだったんですね………。
 
シャーロック!!!
 
もちろん勉強においては、量も大切です。
さんざん繰り返し練習した後、ようやく大事な考え方が見えてくることは数多くあります。
ただ、勉強については「何時間やるのか」「どれくらいの量をこなすのか」はそれほど重要なことではなく、結果的にどれくらい深い理解を得られたのかを目安とする見方が必要です。
勉強はシンプルなもので、結果が全てです。
(模試の結果が全て、ということとは全く違います)
 
 
しかし、それだけを追及できない大きな要素として「入試」があります。
 
入試は期日が決まっており、それに対する準備としては本質的な理解を目指してゆっくり学んでいくのでは間に合わない、というケースがあります。
つまり応用問題を捨て、基礎概念をマスターして今後のバネになるような素養を養った生徒と、いまいちよくわかっていないものの入試典型問題を練習しまくり、パターンに対する反射神経を鍛えた生徒が、その時点で同じ土俵で戦った場合、後者が勝ってしまうことがあるということです。
子供の学習をサポートする立場にある人間は、そのバランスを考える必要があります。
 
僕のオススメは、中学入試までなら半年、大学入試までなら1年を切るまでは目先の成績にはこだわらず、しっかり理解を深め、勉強にポジティブなイメージを持って取り組むことです。
そして時期が来たら目標を決めましょう。
そこから先は競争に勝ち抜くための訓練です。
目指すのは得点力、あるのみ。
そう割り切って戦い抜くよう、指導しているつもりです。
 
だいぶ長くなってしまいましたので、いったん区切りにしようと思います。
明日の更新で、少しだけ補足します。
 
 
↓Facebookを活用し始めました。イイね!をお待ちしています。
イイねしてくれた方は……現在38人です!

Wisard Facebookページ
 
↓ブログ更新のモチベーションとして2つのブログランキングに登録しています。
うーん80点くらいかな!?まあまあ、努力賞!!と思った方はクリックをお願いします。
クリックはそれぞれ1日1回まで有効です。
 
にほんブログ村 受験ブログへ
にほんブログ村
 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。