彼女は志望校に２回合格する。

昨日の記事の続きになります。

以下、2016年度の合格体験記の引用です。

私の受験を語るうえで欠かせない、入試の時の話をしようと思います。
わたしは１月の試験はそこそこうまくいったのですが、２月校は２月３日まで、３日間全滅。
つまり、３日間ずっと泣いていたということです。
しかし２月４日、第１志望校に受かる最後のチャンスである、３日目の入試が終わって駅を歩いていた時のことです。
母から電話で連絡がきて、２月３日の試験で採点ミスがあり、追加合格になったことを知らされました。
わたしは全く信じられませんでした。
でも合格したことは事実だったのです。
このミスのせいで、わたしは同じ学校に２回受かるという奇跡(!?）を成し遂げました。
泣いていた時があったからこそすごく嬉しかったです。

（前後半を切り取って抜粋しています。
→本文は３月中に更新する合格体験記ページで！）

彼女は２月３日の夕方、自分でWisardの校舎にお電話をかけてきてくれました。

「先生、２月３日、また落ちてしまいました……」
「そうか……ダメだったか……」

天を仰ぐとはこのことです。
彼女なら何とかしてくれるのでは、という力を持ってはいましたが、２月４日は生還率１０％の戦場のようなもの。
能天気に励ます気には、あまりなれません。

「いや、しかしまだ明日がある。
厳しい試験だけれど、君であれば合格の可能性はある。
やり方を間違ってはいないから、今日と同じように頑張っておいで」

そう言って、送り出しました。
そして、冒頭のようなちょっとビックリするような展開になりました。
まさか、採点ミスがわかって追加合格になるとは……。
もしかしたら僕の教師人生で、今後もう２度とないかもしれませんね(笑)

そして、（追加合格を知らずに受験した）２月４日の合格発表にも、しっかり番号があったそうです。
３日の合格発表も訂正されて、受験番号が２回の発表両方にある、という珍しい生徒になってくれました。
終わってみれば、いい経験になったのではないでしょうか。
お母さまは「あの数日間のことは、思い出すだけで気持ちが悪くなります」とおっしゃっていましたが……。

今日のチェックポイントは