「人様からむやみに物をもらってはいけない」

先日、授業がちょうど終わった時のことでした。
あるお母様が「この前はお世話になったから…」と少年にお菓子のような小包を手渡そうとしていました。
(後で聞いたら、そのお母様のお子さんが少年の自宅に何日か前、遊びに行ったようでした) 
 
ところが彼は
「理由もなくこんなものをいただけません!」
と固辞する様子。
 
「人様からむやみにものをもらってはいけない」という躾がしっかり出来ているんだなあ、と僕は感心して見ていました。
こういう時は初め断り、その後で受けとるのが普通だと思います。
ところが彼は「本当にいただけないんです」と全く譲りません。
僕が横から「もらってもたぶん大丈夫だよ」と言うまで断り続けていました。
そして傑作なのは「たいしたものじゃないから」というお母様に対する彼の答えでした。
 
「うちとは金銭感覚が違いますので……」
 
 
あっはっは。
そんな言葉よく知っていますね!
完全に使いどころを間違っていますけれど(笑)
逆に失礼な気が……。
「お気持ちだけで」くらいが順当でしょうか。
 
まあ、何事もはじめは極端なところから始めるのもいいのかもしれません。
「力を抜く」ことを覚えるには、まず「力をおもいっきり入れる」ところから始める、なんて言いますしね。
小学生のうちから社交辞令に長けている必要もないでしょう。
 
【2016年に追記】
この少年は麻布中学校に進学しました。
きっと今頃、常識を備えた自由人になっていることでしょう!!
 
 
↓Facebookを活用し始めました。イイね!をお待ちしています。
イイねしてくれた方は……現在53人です!

Wisard Facebookページ
 
↓ブログ更新のモチベーションとして2つのブログランキングに登録しています。
融通がきかないくらいでちょうどいいね!!と思った方はクリックをお願いします。
クリックはそれぞれ1日1回まで有効です。
 
にほんブログ村 受験ブログへ
にほんブログ村
 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。