何でも話してくれるお母さん

12月、ある保護者のお母さまとの個人面談でのことです。
 
中学入試はまだまだ先の生徒なのですが、これから見ていく学校のお話をしました。
 
 
「A校ですね……大学附属のなかでは、最高峰なんです。
二次試験もありますし、これ以上ない難関です」
 
「そうなんですよね……やっぱり難しいですよね。
私も受験して、不合格だったんですよ」
 
「そうですか。
きっと2月5日の日程だったころですね。
2月1日校については……」
 
「私はB校を受けたんですよ。
不合格だったんですが……」
 
(ずいぶんハッキリと話してくれるお母さまだな…)
「B校は短答・Aタイプなので、A校との併願は悪くないですね。
ただやはり御三家なので、ここも最高難度です。
本当に力のある子でないと難しい受け方だと思います」
 
「どちらかというとC校に興味があります」
 
「そうですね。A校を考えていらっしゃるのであれば、当然でてきますよね。
基本的に、A・C校に合格できる力を目指して勉強していくという方針でよいでしょう。
そこまで伸びるかどうかはお子さん次第です。
中学入試の時点で附属のA・C校のレベルまで行かなかったときは、大学入試を考えて進学校をえらぶことにしましょう」
 
「1月のD校はどうですか?」
 
「確かに有力な進学校で、最近の伸びは凄いですね。
ここを取れれば、2月は強気にいくことができます。
ただ、ブレの大きい出題でもありますし、首都圏の受験生が集結しているという難しさもあります。
要するに、ここもとにかく難しいです」
 
「そうなんですよ。
私も落ちてしまったんです」
 
このあたりで、思わず笑ってしまいました。
「いやお母さま、そんなに不合格だったことを話してくれなくてもいいですよ(笑)
時代も全然違いますし。
これからはお子さんにがんばってもらうことにしましょう」
 
 
そして面談の最後、必要なお話を全て終えてからのこと。
突然、こんな質問が飛んできました。
 
「先生、おいくつなんですか?私は〇〇才なんですけれど」
 
「え?僕は‥‥いやいや、それは秘密です(笑)
というか、そこまで何でも話してくれなくて大丈夫ですよ。
必要なことだけ、伝えていただければ」
 
オープンな雰囲気の中での不意打ちで、思わず素直に答えてしまいそうになりました………。
 
 
そして、後になってふと我に返り、そのお母様の年令が自分よりも下であることに思い至りました。
もちろんいつかは来るとは思っていましたが、もう既にそういう時期なんですね。
僕の賞味期限もあと少しかな、これからは若手に託していく時代なんだろうなと、そう感じる出来事でした。
 
 
※A~D校がすべてわかった方は、かなり中学入試にお詳しい!!です。
ちょっとだけ考えてみてくださいね。
 
 
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2 件のコメント

  • 明けましておめでとうございます!
    今年もWisardにちょくちょく顔を出していこうと思います!笑

    早速ですが、先生間違っていませんか?
    おそらく「附属のB・C校のレベルまで〜」の所は「附属のA・C校のレベルまで〜」ではないですか?

    先生もミスをするようになったので、やはりそろそろ世代交代…(((

  • >桜くん
    お久しぶり。
    カッコいい年賀状をありがとう。
    そして、大学進学決定おめでとう!!
    意外な人が見ているのがこのブログのいいところだね(笑)

    ミスはしれっと直しておきました★

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