【中学受験】兄妹4人が東大理Ⅲに進学!に思うこと。

先日、東大の合格発表がありました。
大学進学を知らせてくれるWisardの卒業生もいるのですが、その中には東大進学を決めたという報せもあります。
よく頑張った、と賞賛の気持ちでいっぱいです。
その子たちの声は、目標をやり遂げたという充実感に満ちていて、思わず襟を正してしまいます。
そして、必ずやいるだろう浪人が決まった生徒にも頑張ってほしいなということをいつも考えます。
 
 
そんな時期、兄弟3人が東大理Ⅲに進学しているご家族の娘さんが、またしても東大理Ⅲに合格したというネットニュースを目にしました。
すごいご家族もいるものですね。
考えることは、その女の子が本当に立派だなということです。
上のお兄ちゃん3人が同じ進路に進んでいたり、お母さんが教育関連のタレント?のようなお仕事をなさっているということは、どちらかというとプレッシャーになるような気がするからです。
もちろん周囲のサポートもあったでしょうが、大学入試はそれぞれの受験生の実力の世界。
自分の目標を定め、それをやり遂げた精神力がなにより賞賛されるべきだと思います。
(まあ、関係のない人が何を言っているんだ!というお話ではあるんですが)
 
 
さて、僕が理Ⅲは特別難しいと思う、こんなエピソードがあります。
高校時代、成績のトップ3は不動の3人で、3人とも理Ⅲを受験しました。
合格発表の日のことです。
掲示板は25mくらいあり、
 
文Ⅰ 文Ⅱ 文Ⅲ 理Ⅰ 理Ⅱ 理Ⅲ ←
 
の順番で並んでいます。
僕はたまたま右側に到着していました。
当時、受験番号は五十音順で、受験番号だけでなく氏名も掲示されていました。
僕は文Ⅰの「ア」行だったので、一番左だったわけです。
だから逆側から、つまり理Ⅲの掲示からゆっくり見始めました。
 
たまたま隣には高校の英語の先生がいて、一番初めに理Ⅲの掲示板を見ることになりました。
でも、3人とも名前はありませんでした。
その先生がガックリと肩を落としていたのをよく覚えています。
どうひっくり返っても到底かなわないと思うようなものすごく優秀な3人だったのに、厳しい結果です。
理Ⅲは本当に難しいんだな、と慄然としました。
 
今もその感覚は変わりません。
理Ⅲの難しさは半端ではないと思います。
理Ⅲに合格するということは、それだけですごいことです。
その後でたくさんの医学部の学生と知り合いましたが、やはり頭がいいなあと思うことはとても多かったです。
いま一緒に仕事をしている野村もそうですね。
 
 
おっと、話が脱線してしまいました。
年齢が上がっていくにつれ、入試は生徒本人の力量だけで臨むものになります。
周囲がやってあげられることは限られています。
そして成功のパターンは一通りではなく、こうすればよいという黄金パターンはありません。
学力が大切なことは言うまでもありませんが、どんな環境であっても目標に向かって進む気持ちを持って自分で考えることが大前提です。
我々が専門にしている小学生は、まずその学力の萌芽、そして何より気持ちから育む時期。
彼らの吸収能力はビックリするほど高いものですから、その貴重な時間を無駄にせず、存分に伸びてほしいなと思っています。
ものすごく遠くに見える行先に向かう場合も、まずは一歩一歩、楽しんで歩いていくことからです。
 
 
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