【中学受験】重松清にハマってみました。

卒業生にしきりに勧められたので、一通り読んでみることにしました。
中学入試に出題されることが多いことで有名な作家の方です。
入試問題としてでなく、著作として読んだことはこれまでは一度もありませんでした。
 
「ナイフ」
「半パン・デイズ」
「日曜日の夕刊」
「きみの友だち」
「きよしこ」
「定年ゴジラ」
「青い鳥」
 
あたりからスタート。
今のところのお勧めは「半パン・デイズ」と「きみの友だち」ですね。
どちらも小学生が読んでも、すごく楽しめるんじゃないでしょうか。
試験に出るとか出ないとかでなく、単純にお勧めです。
普段このタイプの小説を読まないので、新鮮に感じたということもあるのかもしれませんが。
 
著者紹介によると「現代の家族を描くことをテーマとしている」よう作家さんのようです。
それもあってか、いじめ・障害・家族の死・少年犯罪等、思ったよりも重めの内容が多いですね。
ですが、さらっと書く筆致の作者なので気軽に読むことができます。
また、今まで読んだものは未来への希望のようなものが根底にある書き方でした。
ですから、きっと元気も出ると思いますよ。
 
きみの友だち
 
さて、話は変わって先日の授業中。
授業が始まってすぐに、ある女の子の携帯からピアノの着信メロディが鳴ります。
お母さんからメールが来たとのこと。
マナーモードにしておいてねと声をかけても、何やら携帯をカチャカチャやっています。
何やっているの?と声をかけるとこんなお話でした。
 
「お母さんから「がんばってね炎」っていうメールが来たんですよ。
なんで炎なんですかね?
とりあえず「うるさい怒」って返信していたんです」
 
たぶん炎は受信側がキッズ携帯なので絵文字が表示されず、漢字に変換されてしまっているんでしょうね。
それに対抗して漢字一文字で気持ちを表さなくてもいいと思いますが(笑)
お母さんがメールで励ましてくれたりするんだねと話すと、その女の子はニッコリ笑いながら
 
「うるさい存在だよ」
 
と口にしました。
これ、ニッコリ笑いながら言うから、すごくいい感じなんですよね。
全然うるさくなさそうに、「うるさい」と言う。
必要がないようなことでも、大切に伝える。
どんな時も、そばにいる。
そういうところが家族の絆なのかな、と思います。
 
 
 
 
 
 
………。
これ、僕も現代の家族を描いてみたんですが……つながりは伝わったでしょうか。
ちょっと………怪しいですね(笑)
まあそれはともかく。
読みたい本がないなあと迷った時は、Wisardの生徒にも手に取ってほしいなと思います。
そういうわけで、まとめて注文しておきましたから、本棚に並んでいる重松清の小説が増えているはずです!
 
 
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