「答えを教えてよ」→「答えは言わないで!」

夜、集中してパズルを作ったりする時は、歌の入っていないBGMをかけていることが多いです。
個人差はあると思いますが、「暗記系」「論文系」の勉強は音楽と相性があまり良くないイメージを持っています。
算数・数学は音楽がそれほど邪魔にならない系統の学問なので、ラッキーだったなと思いますね。
 
(ちなみに、小学生は集中力をコントロールする術をまだ完全には身につけていません。
家庭学習の際にテレビはもちろん、音楽もかけないことを強くお勧めします)
 
 
ですが、時には気まぐれでボーカルの入ったものを流していることもあります。
先日、だいたいこのような歌詞がふと耳に入ってきました。
 
 
「努力が必要なんてとっくにわかってる
でもいったいどこに向かって頑張ればいいの
悩んで 悩んで 時間だけが過ぎていく
いいから誰か答えを教えてよ」

 
 
耳に入ってくるこんなにちょっとした歌詞に反応してしまうのは、完全に職業病だなと感じます(笑)
僕が気になるのは「答えを教えてよ」の部分です。
ティーンエイジャーが方向性に迷い、誰かに答えを求めることもあるのは自然だと思いますし、別になんとも思いません。
(この辺りが自分も年をとったなあと感じるので、抵抗はあるのですが‥‥)
 
ただ、算数の学習においてはこの姿勢はNGなんです。
もちろん何もかも自分で考えるわけではありません。
しっかりと解説を聞いて学び、身につけるべき場面も多くあります。
ですが同時に
 
「粘り強く考えなければならない。
答えを聞くくらいなら、また後でもう一度考えてみた方がよい」
 
という場面も実はとても多くあるんです。
 
そして低学年のうちは特に、自力で考えられる問題に多く触れることはとても大切です。
また、「答えを教えて!」という生徒よりも「答えは言わないで!」という生徒の方が、総じて伸びると感じています。
 
 
次回の記事でもう少し補足します。
 
 
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