テストの結果とお父さんの一言。

中学受験の準備をしている生徒は、数多くのテストを受けます。
毎週の復習テスト、月に1回のまとめテスト、数ヶ月に1回の大きなテスト。
中学生・高校生と比べてもほぼ同じ頻度、あるいは多いくらいかもしれません。
子供たちはそれにその都度向き合って力をつけていき、勉強の取り組み方、いわゆる「学習の作法」のようなものを身につけていきます。
 
 
さて、WIsardの算数は、一部のクラスを除いてはテストのない授業をしています。
従って、テスト結果はほとんど模試の結果を見るだけ。
そして、伴走している我々は、テストの得点や偏差値は実はそれほど気にしていません。
 
特に見ているのは、
「(低迷が続いている場合)それを脱出するきっかけがつかめているか」
「(授業での印象とのズレがある場合)その理由は何か」
「極端な苦手科目がないか」
「全体的に上昇傾向にあるかどうか」
 
ということです。
もちろん担当科目の算数の答案で、「ここまでは正解できている!」「これも間違えている‥‥」というのはチェックしますが。
 
ご家庭におかれては、1回1回のテストの結果よりは、通塾の姿勢・家庭での取り組み方といった過程を重視しながら評価し、時には叱咤し激励してほしいと思っています。
 
 
さて、前置きが長くなりました。
 
夏休みの最後のテストで、目立って立派な成績を残した少年がいました。
成績表を見て、
「ほぉー、好成績だね。なかなかやるねー」というお話をしていた時のこと。
 
お話の流れで、
 
「これなら、お父さんやお母さんも喜んでくれたっていうか、納得して褒めてくれたんじゃない?」
と尋ねました。
すると彼からは、「いや、別に‥‥」という素っ気ないお返事。
 
それから、ふと思い出したようにこう付け加えてくれました。
 
「あぁ、そうだ。
お父さんからこんなことを言われました。
 
「お前はやっと、
ここからがスタートだな」
って」
 
 
えぇー、かなり頑張っているのに、お父さんはクールだなあ(笑)と思わず笑みがこぼれました。
これくらいのバランスが、いいんじゃないかと思っています。
 
 
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