どうして、問題を見るとすぐに解き方が閃くんですか?(前編)

「先生は問題を見ると、すぐに解き方がわかっているように見えます。
どうして、すぐに解き方が閃くんですか?」

 
 
授業中、こんな質問をしてきた生徒がいました。
自分なりに問題と向き合うようにならないと、こういうセリフは出てきません。
少しずつ、前進しているんだなと感じる言葉です。
なぜなら、真剣に向かわなければ、算数の問題が解けようが解けなかろうが、どっちだって別に構わないからです。
 
「習ったことがある問題かどうか」
「パッと見て解き方がわかる問題かどうか」
 
だけだと、算数はまったく面白くない科目になります。
 
「この問題はできる」「この問題はわからない」という2つを往復しているだけの生徒は、実は決して少なくありません。
そういう子はほとんどの場合、算数が嫌いな/苦手な科目です。
「考える」ことができていないと、問題を解いていき、自分の足取りを確かめる爽快感が全くないからです。
 
 
実は、自分も高校数学を学んでいる時、同じことを感じたことを覚えています。
 
この定理は知っている。
この問題をこの方法で解いていけば、最後までいけることもわかった。
でも、この問題に対して、なぜこの方法でアプローチするのかがわからない。
だから、解答を見て理解することはできるけれど、自力で解くことはほとんどできない。

 
どうでしょうか?
保護者の方でも、この感覚がなんとなく経験があるという方は少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。
 
 
僕もこの生徒と同じく、大きな勘違いをしていたんです。
つまり、数学が得意な子は「問題を見ると、解法が閃いている」ような気がしていたんです。
しかし、はっきりと断言できますが、これは大きな間違いです。
長くなりそうなので、次回に続きます。
 
 
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