入試直前。個人面談の空気が変わった瞬間。

11月、Wisardは個人面談の月です。
これから受験を迎える6年生のご家庭にとっては、最終面談ということになります。
 
最後の面談で、印象に残っているエピソードがあったので、記事にしておこうと思い立ちました。
もう5年以上前のことになりますね。
ある6年生のお母さまとの最後の面談でのことです。
 
 
そのお母さまは、すごくのんびりした雰囲気の、のほほんとした方。
それまでに行った個人面談はほぼ雑談で、生徒本人が自分なりに取り組んでいるご家庭でした。
つまり、勉強の内容にはご両親ともに全く関与していない形でした。
志望校は最難関。
 
さて最後の個人面談の際、理科の仕上がりに不安があるというお話が出ました。
そして、植物・動物等の暗記事項が甘い、それを手伝ってほしいというご要望を受けました。
それに対して、それはWisardではお引き受けできない旨をお伝えし、こう申し上げました。
 
「植物の単元を軽んじるわけではありませんが、合否を分ける単元とは思えません。
マンツーマンに適切な内容でもなく、自分で覚えていくしかない内容です。
そこまでなさることはないのではありませんか」
 
 
その答えに対して、かつてなく鋭い雰囲気で、そのお母さまはこうおっしゃいました。
 
「いいえ、先生。
やるだけのことはやっておきたいんです。
この2年間、息子の入試のことを一番に考えて、それだけのためにやってきました。
この時のために、ずいぶん我慢させて頑張らせてきたんです。
全て、この時のためです。
どうしても合格させたいと思っています。
ですからそのために、悔いのない準備をさせたいんです」

 
 
植物の暗記はお引き受けできないということにもちろん変わりはなかったのですが、とても驚きました。
それまでは
「うちの子、そんなに難しいところ目指して、大丈夫なんですかね〜?」
「まあ、うちは本人に任せていますので」
のようなことばかりおっしゃっていたんです。
それがいきなり「受験のためだけに頑張ってきた」ときたので、自分の目が丸くなったような気がしました。
これまでとのギャップに、お母さまの本気さがより伝わったからです。
 
 
どのようなお話につながるのかというと‥‥。
長くなったので、次回に続きます。
 
 
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