入試直前。個人面談の空気が変わった瞬間(続き)。

前回の続きです。
 
これまで息子さんの学習内容に踏み込んでこなかったお母さまから、単元まで指定したご要望を直前期にいただいたお話でした。
お話を伺うと、なんとか合格させてあげたいというお気持ちから、年間の成績資料をひっくり返して弱点を補強するプランに至ったということでした。
 
ですから現状の補強ポイント、合格の可能性を高めるためにすべきこと、Wisardにできることをお伝えしました。
すると、お母さまはこちらのお話にとてもよく耳を傾けてくれました。
これまでお子さんなりに積み重ねてきた勉強の仕方を大きく変えることはせず、取り組むべきことを整理して、それをわかりやすく伝えてくれました。
つまり、残り時間の使い方について明確な指針を持って、子供が頑張れるような環境づくりに徹してくださったわけです。
 
 
一方で、併願校については1月の1校、2月の1校という絞りに絞った受験の仕方は最後まで変更なさいませんでした。
いくつかオススメの併願できる学校を挙げさせていただいたのですが、
 
「いいんです、先生。
この2校はどちらもとても気に入っています。
1月校で合格をいただければ、あとは2月1だけで十分です」
 
と最後までブレずにおっしゃっていました。
2月1日は85%は合格する感触でしたが、それにしても偏差値表に全く惑わされずに学校を選んでいたということですね。
 
 
この一連の流れは、とても印象に残っています。
何より、生徒本人が自ら目標を掲げて、そこに向かって力を尽くせるように育っていたこと。
これが一番です。
それからご家庭、お母さまはそれを距離をあけてしっかりと見守り、本当に必要な時だけは助けようという姿勢でいらっしゃったこと。
入試に携わるブレーンの意見を一部は取り入れてくださり、それでいて柱となるご家庭の方針は明確にお持ちだったこと。
 
そういったものがかみ合って、良い結果につながったのかなと今は思っています。
もちろん、受験は結果が白黒はっきりと出るものです。
結果が良ければ、なんとでも美談っぽく書けてしまいますから、いい加減といえばいい加減かもしれません。
ただ、本当に立派にお子さんを育てたご家庭の底力のようなものを垣間見たような気がして、今でも忘れられないでいる、というお話でした。
 
 
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