【中学受験】進学実績を公開する理由

ある保護者の方に尋ねられました。
たしかに………、進学実績をわざわざ公開している学習塾はほとんどないようです。
Wisardは開塾以来、合格実績と進学実績を合わせて発表しています。
実は、わりと珍しい実績の出し方をしているんですね。
ためしに「中学受験　進学実績」で検索したところ、まったくヒットしませんでした。
「合格実績」は山ほどあるのですが。
 
一方、大学受験においてはだいぶ事情が異なりました。
情報開示に積極的な高校では、進路実績の中で合格実績と進学実績を分けて発表している学校は多くあります。
Wisardのスタッフにそれを見た記憶があったので、自然と進学先を公開しようという流れになったのでしょう。
（設立当初、ＨＰのコンテンツの素材がなさすぎたという説もありますが(笑)）
 
 
ただ、それなりに透明性があってよいのかな、と感じてもいます。
塾に興味をもっていただいた際、最も必要な情報は授業の形式と内容、それからその結果としての進路ですよね。
 
「志望校に即した授業を受けられる教室なのかどうか。
合格に導いた経験のあるスタッフが揃っているのかどうか」
 
は合格実績だけでもおおよそ把握できます。
 
ただ、生徒の多くは３校～５校の学校を受験して複数の合格をもらうので、合格実績だけだといまひとつ実情がつかめません。
もちろん、進学実績でも全てがわかるわけではないのですが、どんな教室なのかをお伝えするには一つの材料にはなるのではないでしょうか。
 
 
それと何より、卒業生たちが１年間懸命に頑張って出した結果をみなさんに知ってほしいという思いがあります。
以前サピックスで教えている当時、
 
「開成の合格者が２００人を超えたぜ！」
（今は250人近いですけれど、当時はニュースだったんです）
 
と聞いても、「ふーん、そうなんだ」という感じでした。
そんなことより、自分が担当していた校舎・クラスの生徒のことで頭がいっぱいでした。
組織が大きすぎて、実感が持てなかったんですね。
 
でも、Wisardで送り出した生徒たちのことは、１人１人全員を本当に誇らしく思っています。
あの子たちはこんなに頑張ったんだ、という結果を少しでもわかりやすく残しておきたい。
たぶん、それが一番の理由ですね。
 
 
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