大切なのは 算数<<<国語

Wisardには30人に1人くらい
「国語はもう大丈夫。算数のみを強化してほしい」という生徒がやってきます。
 
昨年度も1人だけおり、第一志望の学習院女子に進学しました。
他の生徒は算国をスイッチして、気持ちを入れ替えながら取り組みます。
その中で1人だけずーーーっとひたすら算数のみ。
すごくハードな進め方をしました。
 
彼女はほわん、としたところがある生徒で、理社の成績も正直ほわん、でした。
参考までに言うと、お母様が犬を2匹連れてお迎えにいらっしゃり、授業が終わるのを待っているついでにWisardの隣のリフォーム会社でご自宅の相談をはじめてしまう等、ご家庭の雰囲気もほわほわっとしていた印象を持っています。
つまり、わかりやすい頑張り屋さんではなかったわけです。 
 
しかし。
1年半の僕の授業を受ける中で、彼女は1度も音をあげませんでした。
大切なことなのでもう1度書きます(笑)
ただの1度たりとも音をあげませんでした。
ちなみに授業時間は年間で平均すると1回あたり240分以上あったはずです。

 
やる気スイッチ
 
さすがにすごく疲れた表情になる時もあります。
そんな時に「少し休む?あと、ちょっと早く切り上げようか?」
と声をかけても、1度も首を縦にふることはなし。
 
根性。バイタリティー。(勉強の)体力。気力。ガッツ。集中力。
なんと呼んでも構いませんが、そういったものを彼女は持っていたわけです。
 
それと忘れてはならないのはやはり高い国語力です。
日本語能力が高い生徒は努力が10掛けで結果に繋がります。
理社は最後にかなり追い上げたようでしたし、もちろん算数も解いた問題量に比例して力を伸ばすことができました。
最後は好結果に繋がり、今ごろは新しい世界に飛び込んでいるはず。
あのやり方に耐えることができた生徒であれば、どんな道も歩んでいけるでしょう。
 
 
最後にもう1つのエピソードを。
今年の学習院女子(2/1)は最終問に立体切断が出題されました。
僕は彼女には
「切断は絶対出ないから、捨てて構わない!他の単元を充実させよう」と何度も話していました。
きっと本番では内心で、
「アベ先生、出ないっていったのに嘘つき!もし落っこちたら、法的措置をとるわ!」
と思ったに違いありません(笑)
 
全幅の信頼をおいた先生がものの見事に空振りしたわけですが、それを実力で補ってくれた彼女には感謝しなくてはなりませんね。
本当は学問で身をたてていく上での国語の力の大切さを書くつもりだったのですが。
少し長くなりましたので、これについては別の機会に。

 
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