【中学受験】スマートフォンと闘う者は……。

 
「先生、今の中高生が1日にスマートフォンに触れている時間の平均がどれくらいか、知っていますか?」
ある生徒がなぞなぞを出してきました。
うーん、3時間、いや4時間くらいでしょうか。 
 
すると「7時間みたいですよ!びっくりですよね!」との答え。
(注:後で調べてみたら、そういう調査結果もある、程度のことのようですね。
数字は諸説ありますので、参考程度に考えてください)
さらに「15時間触っている人が10%くらいもいるらしいですよ!」とのこと。
(これは女子高校生の平均のようです。
これもそんな結果もある程度で、話半分の数字ですが)
「ありえなくないですか?どう思いますか?」
 
「バカでしょう」
「いいんじゃないですか」
「度胸がありますよね」
「あんまりアタマはよくない感じがしますけど…」
「仲間が増えてよかった!」(こらこら!)
 
まあ、色々な感想がありましたが…。
僕が答えたことは。
「日本という社会のことを考えたら、ちょっと微妙なところだけれど…別にいいんじゃないの?
自由をそんな形で使ってしまう人もいるんだよ。
スマートフォンはとても便利な道具だから、強力な武器になることは確かだと思う。
でも使い方次第だよね。
18才までは人生の基礎を創る時期。
その大切な時間を停止した頭でスマホいじるのに使いたければ、どうぞご勝手に、でしょう。
ライバルたちが勝手に脱落していくわけだから、悪い話じゃないよね。
1日7時間スマホでボーっと遊んでいる人たちは、君たちにはかなわないよ。
それに、大人だって同じ。
電車の中でゲームに熱中している大人になりたいとは思わないでしょ?
その気持ちがあれば上手に対応していけるんじゃないかな」
 
No Smartphone 
まあ、こんなところでしょうか。
現代の中高生を持つご家庭にはホットな話題だと思います。
まあ、与える時期だったり、使い方だったり、スマホと教育については言いたいことは他にもたくさんあります。
ですが、子供たちの反応はおおむね、
「なんだそれ!困った人たちもいるものだなあ。自分はそんな風にはならないぞ!」
というカラーでした。
僕はそれにとりあえずは満足し、授業を再開しました。
 
しかしその日の授業の終盤のことです……。
1人が珍しくTVのことを口にしたと思ったら、口々に……。
「あっ、先生!今日は21時から金曜ロードショーで寄生獣の放送があるから早く帰りたいです!」
「いいえ、私は断然塔の上のラプンツェルです!」
「私は寄生獣!そういえば、来週から4週連続でハリーポッター祭りなんですよ。
楽しみだなあ。DVDボックスは持っているんですけど、なんだか楽しみなんです」
「そういえば先生!毎週コナンを欠かさずに見ていたら、最近になって犯人が読めるようになってきました!
並んで立っているときに端の方にいるキャラクターが怪しいんですよ!」
 
………。
いまの自分の表情。
これをきっと苦笑いと言うのでしょう(笑)
「君たち、僕のお話を聞いていましたか?」
授業の最後に情けない言葉を口にすることになりました。
まあ、Wisardでしっかり勉強した後のことなので、よしとしましょうか………。

 
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