【中学受験】第1回サピックスオープンにまつわるエピソード(6年生向け記事)

 
前回、サピックスオープンについての記事を書きました。
その続きです。
 
第1回SOについて、思い出した生徒たちのエピソードを書いていきます。
前回のような硬い文章よりも、こちらの方がイメージをつかみやすい読者の方もいるのでは、という期待もあります。
Wisardは人数が少ない教室なので、個人が特定できないように卒業生全体からエピソードを拾っています。
昨年度の卒業生についてだけではありませんので、ご了承ください。
それからサピックスオープンについてのお話ではあるのですが、半分はサピックス通塾生ではありません。
 
 

桜蔭、一応女子学院。

 
この子は算国2教科傾斜型の記述に強い、パワータイプ。
Wisardでは受験パターンに対するアドバイスもほとんどなし。
桜蔭豊島岡筑附で早い段階で決定していました。
 
第1回SOの試験結果を伺う段になって、初めて女子学院のSOを受験していたことを伺いました。
結果はJGが偏差70オーバーでぶっちぎり。
逆に、桜蔭のテストは得意の算国でも全く良さを出せず、大敗。
 
その結果を受けて‥‥、何も変更なし。
午前午後のテストはキツいということもわかり、第2回は桜蔭のみ。
これは、とりあえず受験するつもりのない学校だけれど試しに受けてみる、というパターンですね。
 
 

駒東と海城を両天秤。

 
駒東の難問型の算数はちょっと厳しいかな、という生徒でした。
ただし、非常に取り組みの良い生徒で、最後まで相対的に伸びていくという読み。
駒東か海城か。
かなりご家庭は悩まれたはずです。
 
それが、第1回SO駒東ではこれ以上ないほどの失敗。
今思えば、これが決断を早めるという意味でよかったかもしれません。
そこからは海城1本。
迷いなし。
受かるべくして受かり、進学。
 
 

科目間の力の差が‥‥

 
この子も算国に偏った成績配置の生徒。
志望校は開成。
算国が良いというだけでなく、理社の悪さも際立っていました。
国語能力は高いはずですから、暗記が苦手とはいえ、嫌がって逃げ回っていることが明らかでした。
親も先生に指摘はされても、真剣に取り組むことはないまま秋を迎えました。
 
第1回SOではそれがストレートに出て、算国では理科・社会の失点を補えないという不合格パターン。
さすがに30台前半の偏差値にはヤバイと思ったらしく、文句を言いながらも少しずつ取り組むようになりました。
この子の場合は、ひどすぎる得点が逆にいいクスリになったんだと思います。
 
 

女子学院。判定は良くなかったですが‥‥。

 
このお子さんは算数以外は全く問題のない生徒。
Wisardでは算数のみの受講でした。
国語の記号の精度は非常に高く、理科社会も堅調。
 
算数はギリギリまでかなり心配だったものの、基本の反復に集中してあとは国語の力での増幅を期待していました。
1月校・2月2日校は間違いなく合格するという見通しで、第1回SOは合格点を下回ったのものの、関係なし。
後顧の憂いなく2月1日に臨める形を作ったこともいい方向に後押ししたかもしれません。
本番は算数をしっかりまとめられた(本人談)ということで、見事に合格。
 
判定に喜ぶこともショックを受けることもなく、淡々と志望校への道を歩んでくれたなあと今は感じています。
 
 

開成か、それとも駒東か。

 
この選択を迷うご家庭は少なくないはずです。
この子は第1回の段階で駒東80%・開成50%でしたが、駒東受験を決断。
完全に絞り、第2回は開成SOは受験もせず。
 
最後は強力な力に仕上がり、これなら開成でもと我々が思うような勢いで合格。
大きな決断を前に、迷われていたことはもちろんなのですが、一度決めた後の揺るぎない様子がとても印象的でした。
素晴らしい才能を母校に送り出すことができたことを、嬉しく思っています。
 
 
今回はこれくらいにしておきます。
第1回サピックスオープンをどう活かすか、というテーマでまとめました。
こういうまとめ方はこれまでしてこなかったので、またいつか書きたいと思います。
合格体験記9年分もぜひご覧ください。
 
 
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