【中学受験】低学年にオススメの数字を使ったゲーム。

 
最近の記事を読み返すと、算数の記事が少なすぎると感じました。
久々に親子でできる算数の遊び。
 
前回書いた、素数に関する記事はこちら。
 
【中学受験】親子でもできるゲーム。4・5年生は素数を数えよう。
 
今回も似たようなもので攻めてみます。
勉強!!という感じでなく、低学年のうちに遊びながら取り組むのがオススメの内容です。
お風呂に入りながらや、お父さんとお子さんで散歩する場面だったり、高速が渋滞でやることがない時など、「ながら」でOKです。
 
 

平方数を並べる

 
平方数とは
 
1×1=1
2×2=4
3×3=9
4×4=16
 
のような、整数の二乗からできる数。
算数の問題を解く上では大活躍する数字で、自然と頭に入っていくことが多いです。
これを口頭で「1・4・9・16・25・36‥‥」のように順番に言っていきます。
2人で交互に言ってもOK。
400までは必須。
625までいければ十分です。
 
いきなり暗算は大変なので、何回か鉛筆を使って書いてみてから。
覚えるよりは、頭の中で暗算、無理なら紙と鉛筆を使って答えるところからやってみましょう。
逆に「169!」「13×13!」のように開平計算するのもいいトレーニングになります。
(ちなみに、平方数は暗記しなさい!という教え方はあまり好きではありません。
いつも書いていることですが、算数は暗記科目ではありません。
暗記するというアプローチを可能な限り取らないことをお勧めします。
繰り返しているうちに、自然と覚えてしまうことを目指しましょう)
 
 

三角数を並べる。

 
三角数もやり方は平方数と同じです。
 
1
1+2=3
1+2+3=6
1+2+3+4=10
 
のように1から連続する整数の和です。
これも「1・3・6・10・15・21‥‥」のように順番に言っていきます。
 
210までは必須。
465までいければ、すごい!
これを逆から言う訓練は即役に立つ場面はかなり多いです。
55や120あたりは頻出。
190・210・300あたりも美しく、問題に使いやすい数字です。
 
 

約数の個数を答える。

 
例えば、6は1・2・3・6の4個。
49は1・7・49の3個。
約数は2つセットで数えるのが定石です。
したがって、順番に言わせるというやり方はあまり面白くありません。
2つセットで言っていくのであればいいですが、個数だけを聞くとそれを頭の中で組み立てる面白さがあります。
素早く答えられると、数の感覚が自然と鍛えられていきます。
 
 

番外編。トランプやるなら神経衰弱か七並べ。

 
これは完全にゲームですが、トランプで遊ぶならこの2種類のゲームがオススメ。
神経衰弱はストレートに記憶力。
特に映像で暗記する能力が鍛えられるので、幼少時に定期的に遊んでおくと、覚えよう!!という意欲が生まれやすいので、オススメです。
それから七並べは一見ただ並べるだけのようで、手札(=運)と技術介入のバランスが優れており、戦略性の高いゲームです。
例えば、1年に1回お正月などにすると、子供たちの成長が鮮明にわかるはずです。
 
 

まとめ

 
いかがだったでしょうか。
保護者の方と交互に言い合ったり、問題を出し合ったりしてみると、算数がより好きになりやすいです。
その結果、規則性、数の性質の問題に少し強くなります。
トランプは少し違った形ですが、楽しみながらアタマを使うことができる手段です。
 
お子さんが想像以上によく覚え、素早く計算することに保護者の方が驚く場面もあるはずです。
忘れてはいけません。
彼らは現役の選手。
コーチに負けてばかりではありません!
いずれは、コーチも越えていかなくてはならないのです。

 
僕もいつか子供ができたら生活の小言や、「課題は終わったの?」は家族に任せて、一緒に楽しむ場面でだけ登場したいと願っています(笑)
 
 
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4 件のコメント

  • 阿部先生 こんにちは

    トランプ、かるたの流れから?お正月にやっています!
    しかも、神経衰弱と七並べです☆
    しかも、主人の発案だったかと…

    いつぞやのそろばんにしても、トランプにしても、主人なりに算数の芽をまいていたのかも…と考えたら、それを生かしきれずにここまで娘たちを育ててしまった自分を責めずにはいられない気分です…笑

    数字を見て『美しい』という表現ができる方を、ただただ尊敬いたします。

  • >2581 さん

    神経衰弱と七並べはとても良いと思います。
    神経衰弱は名前が悪いですね(笑)
    もう少しカッコいい名前を付けたいくらいです。
    頭の使い方は様々な積み重ねの一部ではありますが、お子さんにしっかりと残っていると思いますよ。
    子どもの生来の資質ももちろんありますが、お母さまとお父さまの自然と導く方向にお子さんは進んでいるはずです。

    算数・数学で、かっちりはまる感覚や論理の美しさのようなものはお子さんがきっと感じながら学んでいます。
    ただマル・バツだけでは味気ないものです。
    ことばにできるかどうかは別として、きっと感覚的にわかっているはずですよ。

  • ホント、確かに『神経衰弱』だなんて、全然楽しそうな感じしませんよね(笑)
    むしろ、辛そう…
    名付けた方は、うっかり?つけちゃって、こんなに浸透しちゃうとは思ってなかったりして!?

    最後の先生の一文に、ほろっときてしまいました…
    私が知らない、感じられない『美しさ』を体感、経験できる人になってくれたら、こんなに嬉しいことはありません…

  • >2581 さん
    いま調べてみたら、神経衰弱は英語圏では、concentration(集中)やmemory(記憶)と呼ばれているそうです。
    こっちの方がずっといいのにな、と思いますね。
    頭を使うことが苦にならない、むしろ好きで自分の長所だと感じているような子どもを育てるのは、学習塾の大きな目標です。
    ご家庭で過ごす時間と合わせて、そういった方向に進んでいっているといいですね。

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