【中学受験】忘れられないお母さま。

 
珍しく、卒業生のお母さまのことを書こうと思います。
Wisardにお子さんをご姉弟でお預けくださった方で、2人とも無事に志望校に送りだすことができました。
中学入試の世界は一瞬の一期一会。
短い期間でしたが、強力なキャラクターで記憶に残る方でしたので、徐々に忘れていってしまうことをもったいないと思い、文章に残しておきます。
 
 
子どもの教材はほぼ完璧に把握しているお母さまで、Wisardをよく信頼してくださいました。
そして事あるごとに、お電話をくださり、助言も求めてくださいました。
とても頭の回転の早い方で、尋ね方も単刀直入に要点をズバリと聞いてくるものでした。
(ちなみに保護者が教材を把握して進行をコントロールすることは全く必須ではありません。
こういう形もある、程度でお読みになってください。
失敗には決まったパターンがありますが、成功にはその何倍もの種類のアプローチがあります)
 
「AとB、どちらを先にやった方がいいですか?」
「Cのテストまでは家庭学習を理社に絞ろうと思います。
それでもいいですか?」
「第3志望の過去問と第1志望の2周目はどちらを先にやるべきですか?
同時並行で進めたほうがいいですか?」
 
といった形で、判断に迷う部分だけをお聞きになっていました。
入試が近づいてくると、どうしてもナーバスになる部分は誰にでもありますし、「なんとなく不安になる」という場面もあります。
ですが常に前向きで、最善手を選ぼうとする姿勢をずっと保たれていました。
 
 
そして意見を求める一方で、これと信じたことは我々が何といってもやりきるという決断力もお持ちでした。
お話をしながら自分の考えをまとめていく形をとられており、あくまでWisardもブレーンの1人という位置付け。
要するに、我々のことばをプロの意見として参考とし、それをふまえて自分の責任で中学受験の準備をプロデュースなさっていたのだと思います。
子どもを頭ごなしに叱ったりせず、愛情を持って共に笑い共に泣いている1年間を過ごされていたなあとしみじみと感じます。
 
何よりも肝心なことに、お子さん自身にはそのメニューに耐えるだけの学力と根性がありました。
単純に学力が高いだけでなく、やると言ったら絶対にやるんだ、という意思のあるお子さんでした。
それがうまく噛み合って順調に力を伸ばし、1日1日着実に合格へ近づいていったように思います。
中学受験向けの教材についてはプロ並みの知識をお持ちでしたし、熱心すぎることで子どもを置いてきぼりにしない冷静さが大切だということもよくお分かりになっていました。
 
中学受験というお子さんにとって大切な節目で、お力添えできたことをスタッフ一同誇りに思っています。
 
 
 
 
さて、ここまでは卒業生のお母さまを絶賛する内容。
ただ、ブログに残しておこうと思ったのには別の理由があります。
 
 
まず、
 
電話が毎日のようにかかってくること。
 
はやはり忘れられませんね。
ラスト150日は、おそらく120日はご連絡をいただいたような気がします。
 
 
それから、お電話をくださった際に必ず
 
「6年生でお世話になっております。
〜〜の母親でございます」

 
とおっしゃっていただいたこと。
初めてお電話をくださるような雰囲気をいつも出していただいて。
WIsardの電話はお電話番号が通知されるため、
 
「そんなご丁寧に。大丈夫ですよ、〜〜様ですね(笑)
わかっていますよ」
と何度申し上げたかわかりません。
 
 
そして、最も忘れられないこと。
要点を済ませてから、お話がさんざんに脱線し、世界情勢から育児、大学受験等、ありとあらゆる話題に触れた後。
お電話を終える時は決まって、
 
「あら。もうこんな時間!!
こんな電話なんかしている場合じゃなかった。
アベ先生なんかとお話している時間はないわ。
もう〜〜をやらなくちゃいけない時間ですので、失礼いたします!!」

 
という形だったこと。
これは強烈でしたね。
毎回、最後には笑ってしまった気がします。
もう今後ご連絡を頂く機会もないかと思うと、どこか淋しい気持ちにもなります。
中学受験は、親子で戦って乗り切るのも、子どもの頑張りを余裕を持って見守るのも、どちらも正解になりえます。
志望校に合格したかどうかだけでなく、目標に向かって走る親子の伴走ができましたから、よい仕事ができてよかったなあと思っています。
 
 
Wisardの教材サイトはこちらか、右上のリンクから。
6年生向け教材「WISARDNET Tactics」続々発表中!
 
 
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