【中学受験】ミッション：生徒よりも先にことわざを思い出せ！！

 
先日の黒板クラスでの１コマです。
 
どうしてそんなお話になったのかは、全く覚えていないのですが‥‥、
ある男の子が将棋の段位について、話してくれるタイミングがありました。
 
彼は言葉を選びながら、優しく教えてくれていたのですが、その教室には実は超高段位の生徒がおり、話してくれた彼以外はみんなそれを知っていました。
その本人は知らん顔。
周りはちょっとだけ、苦笑い。
僕に対する説明がちょっと講釈っぽくなってきたところで、お話を打ち切って授業に戻ろうとした時の事です。
 
 
そこでそれを傍で聞いていた、別の生徒が口を開きました。
国語がとても得意な生徒です。
 
「先生、それほら、こういうことわざみたいなフレーズがありましたよね？
なんでしたっけ？」
 
「そう！わかる！
僕も話を聞きながら、なんだったっけなあ、とちょうど思っていたんだよ！」
 
そう、それがずっと、もやっとしていたんです。
 
「なんでしたっけ‥‥」
「なんだったかなあ‥‥」
 
 
 
 
 
しばしの沈黙。
 
 
 
 
 
アベ「あっ、そうだ！！
わかった！！
 
「釈迦に説法」だ！！！」
 
「あぁー、そうだった！！
なんで思いつかなかったんだろう？」
 
 
もやもやしていたものが、スッキリする感覚は老若男女、みんな好きですよね。
そこで、余計な一言を言ってしまいます。
 
「君よりもことばを早く思いついてしまったか‥‥。
僕も、まだまだ捨てたものじゃないな。
君より上ということは、
偏差値70くらいはあるのかな」
 
そのイヤミっぽい言い方に、その子の目がキッと吊り上がります。
そして短く一言。
 
「フン、読解力とは関係ないですから！！！」
 
 
素晴らしい。
もちろん、実力がある事が最も大切なことです。
それに加えて、それだけに自負があることも、何より大きな財産だと思います。
 
【中学受験】子どもに言ってはいけないことば
【中学受験】あきらめない心を育てる。
 
以前にも書きましたが、「悔しくないのか！」と周囲に言われているようでは、まだまだだと思っています。
そういう意味では、その眼光。
文句なしですね。
 
 
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