【中学受験】5年予習シリーズ上巻 中盤の難所 差集め算+柱体とすい体

 
今回は珍しく、5年生の予習シリーズについて。
予習シリーズはおおまかに言うと、論点を網羅する辞書型のテキストを目指しているために、
 
一気に詰めこみ過ぎ
 
のテキストです。
以前のブログ記事でも取り上げました。
 
予習シリーズの算数は使い方が難しい。
 
予習シリーズの算数は使い方が難しい。の続き。
 
 
組分けテストだけを受験している生徒はあまり問題ないのですが、YTで週テストを受験している生徒は、目先の得点を取るために数多くの問題を扱わなくてはなりません。
それが結果的に暗記型の算数の学習に繋がってしまう点が、非常に危険です。
 
ですから、扱う問題を絞って、
 
距離をおいて取り組む
 
ことが必須です。
塾の先生がその方向で指導してくれればよいのですが、単に全てやるようにという指示の場合はご家庭での工夫が必要になります。
 
いま現在さしかかっている
 
第9回 差集め算
 
第11回 柱体とすい体

 
はその傾向が顕著なので、気をつけてください。
ちなみに5年予習シリーズ下巻は悪名高き詰めこみテキストで、ほぼ全ての回が注意すべき回になります。
 
Wisardで授業を行っている生徒は、現時点での学力に応じて必要な問題のみを抜粋して解き、扱った内容だけは身につけられるように工夫して授業を行っています。
 
 
予習シリーズは完全にSクラスレベルの力がある生徒であれば、険しい坂を登らせることで実力を伸ばせる、という側面もかろうじてあると考えています。
ただ、ほとんどの生徒にとっては、
 
いかにも算数嫌いの生徒を
量産しそうなテキスト

 
です。
テキストの構成という些細な事柄で、算数を嫌いな生徒が増えないでほしい、多くの生徒に算数と言う最高に面白い科目を楽しんでほしいと願っています。
 
 
Wisardの教材サイトはこちらか、右上のリンクから。
6年生向け教材「WISARDNET Tactics」続々発表中!
 
 
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2 件のコメント

  • はじめまして。
    いつもブログは参考にさせてもらい、教材ももう何度も購入させてもらっています。

    立地の関係上、予習シリーズを使う塾しか近くにない為、予習シリーズを使い勉強しています。

    割合、売買損益と、先生の教材をやってから、予習シリーズをするほうが
    良いと息子も話していました。

    お忙しいと思いますが、ぜひこれからも素晴らしい教材を作っていただけると大変ありがたく思います。

  • >MMさん

    コメントをありがとうございます。
    また、教材をご活用いただいていることに御礼申し上げます。
    お役に立てて、何よりです。

    感覚算数ドリルの続きは5月中にアップ予定です。
    下巻の面積比、倍数算のパートでお役に立てるはずです!

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