早稲田アカデミーの合宿に行ってきた生徒から聞いたお話です。
Wisardには早稲田アカデミーと併用して、中学受験を目指す生徒もいます。
早稲アカには他の教室では少ない、夏合宿というイベントがあります。
(表題は、生徒の合宿のノートの1ページ目に書かれていたものです。
これはカッコいいですね)
参加すべきかどうかを尋ねられる場面も多いのですが、お返事はいつも、
「お子さんが強く希望するのであれば、参加してください。
教室で参加するのは当然、という雰囲気の場合もあると思いますし。
ただ、意識づけというか、成し遂げた感は得られるかもしれませんが、やはり学力は日々の積み重ねで培うものです。
大切なのは非日常ではなく、日常です。
何日間か缶詰めにしたところで、いきなり頭がよくなるわけではありません。
どちらかと言えば、日々、きちんと成長していくのが一番です」
というあまり情熱のない答え。
そして、合宿に参加した生徒の感想もたいていは、
「まあ普通だった」
のようなあっさりしたものです。
ところが。
今年のある生徒の感想は全く異なりました。
「合宿、最高だった!!
もう1回行きたい!!
先生、Wisardに合宿はないんですか?」
とひたすらに連呼。
よほど楽しかったようです。
かなり長い時間机に向かうはずなので、レクリエーション合宿に行くのとは違うはずですが、彼女なりに充実していたのだと思います。
「まず、算数の先生が最高にわかりやすかったです。
それからハチマキをほぼずっとしているのも、恥ずかしかったけど最後には慣れました。
友達もできました。
キャンプファイヤーや、クラス閉校式、ホテル閉校式では感動して涙涙、号泣しました。
とにかく色んな意味で、よかったんですよ!」
ここまで言わせるとは、
早稲アカ、スゲぇ………。
としか言いようがありません。
こちらとしては、成長して帰って来てくれるのが一番。
めでたしめでたし、なのですが、
「Wisardではなぜ合宿をやらないのか?
先生は、早稲アカの先生になったらどうか??」
と訊ねてくるのには閉口しています。
「うーん。
ハチマキして、右足を引いてためて、
「絶対合格するぞ!!」
でしょ?
いや、それはちょっと無理(笑)
あまりにもガラじゃないし、Wisardの先生はみんなそういうタイプじゃないでしょ。
勉強は1人でやるものだし、そもそも小学生が1日10時間机に向かうことをあまりいいことだとは思っていないから。
でも、君がそんなにいい影響を受けられたのであれば、考えないとね。
(50年後の夏合宿開催を)検討するよ」
そんなお話をしました。
一つのきっかけになったのであれば、何よりです。
志望校合格に向けて頑張ってほしいとおもっています。
ただし、しっかりとオチもつけてくれました。
「先生、いままでの夢は医師だったんですけど。
早稲アカの先生になるのもいいなー、と思いました!!」
うーん。
それは困る。
それが全世界の意志というものでしょう。
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