ある女の子が授業中、大量の消去算を猛烈に解きながらこんなことをつぶやいていました。
「サピックスの問題、リンゴはなぜか120円が好きなんですよねえ。
それで、ミカンは60円から90円あたりをウロウロしているんです。
けっこう小粒なんじゃないか
って思うんですよね」
こういう見方をする余裕があるのはいいことですね(笑)
確かに作問をする側だと、不必要に面倒な計算になって問題の本質的な部分がぼやけないような数字を考えます。
すると、果物とかはだいたいそれくらいの値段になってしまうんですよね(笑)
そういえば、数年前に桜蔭に進学した生徒で、和と差・割合関連の文章題に無類の強さを示す生徒がいました。
その生徒に、この手の問題はほんとに外さないよね、と話した時、
「この手の問題は、ほとんどあてはめがきくから好きなんです」
とハッキリ口にしていたことを思い出しました。
あてはめは二次的な解法で、きちんとした道筋をとらなくてはならないという意見の算数の先生も多いです。
それも理解できるのですが、僕を含めたWisardの算数のスタッフはあてはめ超肯定派。
「確かにそうだよね。
特にそれがきくのはJGなんだよねえ……。
君が桜蔭の算数ではそんなに使う場面はないけれど、いざという時は時間に気をつけてゴリ押しで行こうね」
と話したものです。
果物の値段はだいたい想像がつくことに気がついた生徒にも、力ずくで解答に迫れるパワーを身につけていってほしいと思います。
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