【中学受験】中学受験をしてよかったこと(前編)

 
個人面談の際、あるお母さまに
 
「先生は、中学受験をしてよかったですか?」
 
と訊ねられました。
ここまでストレートにご質問を受けることは、あまりありません。
特に個人的な経験について聞かれることは、非常に稀です。
これだけ中学受験の仕事ばかりをしているのにも関わらず、とても新鮮に感じました。
 
その時はその時なりのお返事をしたのですが、改めて書いてみようかと思います。
といって、たいした内容ではありませんので、気軽によろしくお付き合いください。
 
(中学受験の教室の先生が「中学受験してよかった」というと、超ポジショントークにはなってしまいます(笑)
Wisardの生徒のなかで中学受験するかどうかを迷っている層は多数派でないということもあります。
振り返って、中学受験から得られたことをつらつらと書いていきますので、中学受験VS高校受験的な内容ではありません。
おおらかにご覧になってください)
 
 

塾の授業が面白かった。
勉強の面白さを知ることができたこと。

 
やはり、これが一番です。
僕が小学生の時に通塾していたのは4年生からの地元の教室と、5年生終盤からのサピックスです。
すぐに、学校の勉強は超つまらないけれど、塾の勉強はすごく面白いと思うようになりました。
 
と言っても、いまのサピックス生の学習とは全然違いました。
これは、完全に時代。
思い返すと、教室に行ってから今日はマンスリーテストの日程だと知ったことが何回もありました。
デイリーサピックスというテキストはもらうだけ。
(算数のデイリーサポートは存在しませんでした)
開いたことがなかったですし、理社の暗記は復習テストの結果で怒られないように、通塾中の電車の中でしかやっていませんでした。
ただ、入試が近くなってきた後に、知識をしっかり覚えると、明確に得点につながることが実感できたので、ラスト100日はちゃんと暗記をしたような記憶があります。
今と比べれば、けっこうそういう子は多かったと思います。
 
教室で新しい内容を習ったり、周囲と競争したりすることにやり甲斐を感じられるようになったことは大きかったと思います。
小学生時代の自分が受けた影響を、生徒に与えるのは最低限の仕事として認識しています。
 
 

自分の向き不向き、生きるべき方向性を客観的に見られたこと。

 
中学受験の準備の経験することで、自分が勉強の方が適性があることがなんとなく感じられた気がします。
仮に僕がなにかのスポーツでオリンピックを目指していたとしても、もちろん大成していなかったでしょうし、誰も応援してくれなかった気がします(笑)
人間誰も得手不得手があると思いますし、それを感じる機会が持て、天職を見つけることにもつながったように感じています。
 
また、中学受験の時点での成績分布(国語>>算数>>>社会>>>>>>>理科)は、結局のところ生涯ほとんど変わりませんでした。
もちろん小学生のことですから、そこまで戦略的に考えてはいませんでしたが、自分の強み・弱みをなんとなくでも認識することができました。
 
人間には、向き不向き・得手不得手が絶対にあります。
 
特に、「得意分野があること」は、小学生にとっても大切なことです。
自信を持てる分野があってこそ、それを楽しみながら伸ばすことができますし、後々浮き彫りになる克服すべきポイントも明確になります。
 
 

この2つは

 
受験をしてよかったというよりは、小学校以外に何かを学ぶ環境に通ってよかったことですね。
もう少しだけ、続きます。
 
 
↓ブログ更新のモチベーションとして2つのブログランキングに登録しています。
ふむふむ、それで、、、、?というか、トップの画像、全く関係ないよね??と思ってくださった方はクリックをお願いします。
クリックはそれぞれ1日1回まで有効です。
 
にほんブログ村 受験ブログへ
にほんブログ村
 

中学校受験ランキング

2 件のコメント

  • 模試の成績表を入れた封筒に4コマ漫画を描いていた2019母親(子供のために辞めた仕事再開しました!) より:

    アベ先生、畠中先生には2019年受験で大変お世話になりました。我が子も受験したこと、自分と似た努力をしてきた子ども達と一緒に学べる事にとても満足しています。同じクラスの生徒は受験戦争をくぐり抜けてきたツワモノぞろい(?)のせいか、男子が各教科の先生に口答えし過ぎて廊下に立たされたり、担任の先生にも「過去に例のないクラスだ!私はいつも職員室で一時間以上、他の先生に謝罪行脚をしている!」とか呆れられているみたいです。
    運動が得意ではない我が子は部活に重きを置く公立中学では、間違いなく苦しんだことと思いますので、受験して本当に良かったと思っています。まだ中一ながら、本人も受験できたことに感謝の気持ちは持っているようです。
    Wisard在籍時には、子どもを一段上にまで押し上げていただき、本当にありがとうございました。

  • >いつも楽しいマンガのメッセージをくださったお母さま。

    ご無沙汰しております。
    お子さんが楽しく中学校生活をスタートしたとのこと、何よりです。
    お母さまが決断が早く、お子さんの未来を考えてあげながら、
    一方でお子さんを誰よりも信頼してお育てになっていたことを懐かしく思い出します。

    周りが〜というから、みんな〜しているから、ということばかり気にせず、
    ご自分で考えたことを実行する姿勢をお持ちと感じていましたので、
    お子さんもきっと決断力のある若者に成長するはずです。

    お住まいも近いですし、機会があればぜひお立ち寄りください。
    それから、お子さんにはせっかく勝ち取った資格をしっかり継続するようにお伝えくださいね。

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。