合格体験エピソード

感謝を込めて
Aさんのお母様(2010年度/雙葉中進学)

中学受験は親子でがんばるものとよく言いますが、私もそのことを痛感した1年でした。
でもそれは大変だったというだけの意味ではありません。
受験は百人いれば百通りの道のりや結果があるのでしょうが、私たち親子にも私たちだけの道のりや結果があり、
その全てがかけがえのない財産になりました。
そして悩んだり、ぶつかったり、うれしかったり……様々な経験を親子で乗り越え、
子供がたくましく成長していく様子を見守ることができるのも中学受験の醍醐味なのだと思います。

 

我が家は受験の一年前に家族で話し合い、子供が決心する形で受験への道をスタートさせました。
このことは後に、子供のモチベーションや勉強への取り組み方などに良い形で影響したと思います。
もちろん家族でサポートしなくてはならないのですが、主役の子供が心ここにあらずではお話になりませんから。

 

ちょうど受験を決心したころにWisardが旗を揚げました。
はじめ、心許ない成績の我が子を何とかしたい一心で先生に託しました。
サピックスもとても信頼できる先生ばかりでしたが、
様々な場面でどんな時にも相談に乗って下さるWisardは親の私にとってもすぐに大切な存在となりました。

 

子供の勉強に対する姿勢もどんどん変わっていくのがわかりました。
とにかく気持ちを集中させてくれる。黙ってガツガツ取り組ませてくれる。
そして得る充足感のようなものを身にまとって帰ってくる……そんな日々でした。
夏休みの後半のある日、家で算数の過去問に取り組み、酷い点数をだした時のことです。

 

私が「余りにもひどい点数ね。これも阿部先生に見せるの?」と聞くと
娘は「酷いから先生に見てもらうんでしょ!」と顔色一つ変えずに答えました。
先生への信頼はもちろん、自分のやっていることの意味をしっかり理解しているな、とうれしく思ったものです。
子供をべたほめしたり、怒ったりせず、クールに淡々と、でもしっかりと歩むべき道を示して下さる先生だと感じました。

 

中学受験ではやはり支える親の役割はたくさんあります。
健康管理や学校生活との両立、成績の管理やそれに伴う学習方法の選択、そして併願校選び。
ざっと思いついただけでも、よくこれだけのことをやったな、と思います。
皆さんも色々な形でこなされているのでしょう。
そして全てに正解も不正解もありません。完璧にこなすのも無理です。
Aをやったから必ずBになる…という方程式もないでしょう。
迷う場面もたくさんあり、その度に先生に相談したり、試行錯誤しました。
親である私も間違えたり、失敗したり、傷つけたり、後悔したり……そんなことは山ほどありました。
子供の寝顔に涙しながら、謝ったことも……親も成長しなくてはならないのかもしれません。

 

我が子は幸運にも第一志望校への切符を手にすることができ、たとえようもない春を迎えました。
Wisardの一期生として後輩にエールを送りながら、自分もまた次の夢に向かってはばたいていってほしい、と願います。
ここまで私たち親子を励まし、支えてくださったWisardの阿部先生・畠中先生に心から感謝申し上げます。
ありがとうございました。


進学おめでとうございます。

 

すごくWisardを褒めていただいて恐縮です。

 

お子さんの算国の学力は早い段階で合格ラインを完全に超えたので、
あとは4科のバランスに気をつけ、トップギアの状態で送り出すことが我々の仕事でした。
見事な合格まで何とか後押しできたのは本当に嬉しいことでした。
2月2日にいただいたお電話は忘れられませんね。ご主人よりも先にお電話いただいたとのことですし(笑)

 

上記の文章を読むと、なんだか6年生としての1年間だけが大変だったように読めますが、
実際はそこまでの段階で、勝負は半ばついているものです。

 

お子さんが未来を自分の手でしっかりとつかまえること、心より応援しています。


阿部

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