1.5年の短期合格

Iくんのお母さん(2017年度/海城中 進学)

息子は4年生の2月〜8月までSAPIXに通いましたが、兄弟の受験もあり夏休み明けから5年生の夏までZ会の勉強を自宅でしていました。
その間ほぼ毎月、SAPIXの入塾テストを受けてクラスを確認しながら様子をみていました。
ところが5年生の夏休み前に入塾テストを受けた時にとても順位が悪くなっていました。
慌てて夏期講習からSAPIXに入塾しましたが、夏休み明けのマンスリーテストではもう下から2番目のクラスでした。
初めての中学受験で何もわからなく、間に合わない、しかし本人は受験したいと言っている、とほとほと困っていたところ、お兄さんが受験を終えられたばかりのお母様よりWisardを紹介していただきました。

Wisardに入塾してから、おかげさまで息子も調子が上がってきて9月のマンスリーテストからは毎月表彰状をもらいながら階段を一段飛ばしで登っていくようにクラスを上げることができました。
算数は安定して伸びていきましたが、国語は最後まで畠中先生をハラハラさせてしまったと思います。
最初、国語は得意の社会と合わせて偏差値50、社会は68でしたので国語は本当にちょっと人様には言えない成績でした。
そんな息子に漢字・語彙プリントなど根気よく指導してくださいました。
ご指導いただき、なんとか受験直前には「やらかさない」限り、他の教科の足を引っ張らなくないレベルになり、憧れの海城中学に合格できました。

今日は受験が終わって、最初で最後の勉強なしのWisard集合日です。
日にちはメールで伺いましたが、ご案内のお手紙が我が家に届いたのは昨日の午後でした。
持ち物は合格体験記とあります。国語が苦手な息子だから、明日までは無理だなぁ、あとで郵送させてもらおう、と思いつつ、下校した息子にお手紙を渡しました。
そうしましたら、驚いたことに一心不乱に書き上げました。
決して上手な文章ではないですが、記述ができなくてテストの度に「何か書いてこようよ、白紙はマズイよ」と昨年の今頃は言っていたことを思うと夢のようです。
本当にいつの間にこんな力をつけていただいていたのでしょう。
社会が得意とはいっても海城の社会は特殊で記述が多いので心配していましたが、おかげさまでなんとか乗り越えられたようです。

本当にWisardに入塾して良かったです。
下にまだ子どもがおりますが、どうかよろしくお願い申し上げます。

Wisardよりメッセージ

進学おめでとうございます。

こうして合格を勝ち取られ、文章を書いていただけるような運びになったことが嬉しくてなりません。
Wisardをおほめいただき、ありがとうございます。

お子さんが初めてWisardにいらっしゃった時のことはよく覚えています。
理解する力を持っていることはすぐにわかりましたが、独学特有の回り道の多い解き方を多用していました。
そしてここが肝心なのですが、先生が言ったことでもすぐには受け入れず、自分の考えにこだわる頑固さをもっていました。
お通いいただくうちに信頼関係ができ、この人の言うことはある程度は聞いた方がよいという形に持っていくことはできましたが、最後まで自分なりに納得のいくことでないと、受け入れない強い姿勢を持っていました。

これが大切なことなんです。
教えることが非常に難しい資質ですし、彼はそれを既に持っていました。
だから、生来の暗記能力の高さと組み合わさり、成績は順調に伸びていったのだと思います。
6年生としての1年間でも、成績が最も良かったのは冬場になってからでした。
まさに「追い上げる受験」ができたのではないでしょうか。

そしてお母さまも進路や受験校について、我々の助言を求めて下さいました。
色々なことがいい形にはまり、盤石の態勢で入試を迎えることができましたね。
合格、ほんとうにおめでとうございました。

阿部

2017年