自分流

Yくん(2018年度/麻布中 進学)

僕は4年生の時にSAPIXに入塾しました。
授業を受けている中でいつも点数が悪く駄目だったのが国語で、苦労していました。

そこで6年生の6月にWisardに入塾することになりました。
阿部先生も畠中先生もSAPIXの先生より上手な解説で、わからない問題を解決してくれました。

9月からSS特訓が始まり、苦手な国語はいつも20点(60点満点中)くらいしかとれませんでした。
「来週こそ、次こそ!!」と解いているものの、なかなか点数は上がらず。
また駄目、次も駄目、その次の駄目、だったので、畠中先生に解説をしてもらっていました。
そして、SS特訓の10回目くらいをこえた時、ついに30点台をマークすることができました。
苦労が良い結果につながったと思いました。
はじめは全然できなかった過去問も、やっているうちに点数が良くなって麻布に合格する自信が少しだけ生まれてきました。
だけど、「本番ではとてもムズい問題が出てくるかもしれない!!」と思って、自分の実力に本当に自信を持つことはできませんでした。

実際、本番の入試問題はとても難しくて苦戦しました。
合格している気がしなかったので、他の学校の入試にはその悔しさをぶつけました。
そして2月3日。
合格発表の日。
僕は暗い気持ちで麻布中学校へと歩いていました。
そして、番号を見て……。
落ちていると思ったら、まさかの「合格!!」でした。
とてもうれしくて飛び上がりました。

やはり、自分の実力に自信を持つことは大切だと思いますが、僕の場合は「落ちている」と思ったからこそ、他の入試を「超」本気で受けて合格できたのだと思います。
(あくまで「僕の場合は」ですが……)
往復に時間がかかったけど、Wisardに通って良かったと思います。

Wisardよりメッセージ

進学おめでとうございます。

君に最初に会ったときに感じたのは、「これは将来が楽しみな子だ」ということでした。
どんな問題でも自分が納得しないと気が済まない、そして諦めずに考え続けるということは、教えてできるようになるものではありません。
効率やスピードも重視されることの多い受験だけを考えると、もしかしたらロスの大きいやり方かもしれません。
ですが、疑問点に目をつぶらず、飛躍せずに1つ1つの論理を組み立てていこうとする頭の使い方を身につけていることは、中学受験での成功以上に価値あるものだと思います。

君がどんな大人になるのか、本当に楽しみです。
見事掴み取った第1志望の麻布でさらに研鑽を積み、自分流で我々が想像もつかないような成長を遂げてくれることを楽しみにしています!

畠中

2018年