Professionalに託すということ

Hさんのお父さん(2018年度/桜蔭中 進学)

我が家は私も妻も中学受験の経験がなく公立高校出身でしたので、娘も同じように高校受験させるつもりでした。
従って塾には行かせず、休日は家族で博物館や科学館、工場見学や地元主催の各種教室(絵画・料理・陶芸・理科実験等)に参加し、娘に机上学習以外の様々な体験をさせることを通じて、将来の可能性を広げて育てていく方針でした。
このような考えでしたので、時間的拘束の厳しい塾通いはせずに、必ず家族で夕食を共にする等、親子のコミュニケーション重視の生活パターンを維持することを優先しておりました。
しかし一方で、中学受験は短期間で準備するのは無理であることも理解しておりましたので、将来娘が中学受験したいと言った時に手遅れにならないための準備として、3年生からZ会の中学受験コースを受講させておりました。

中学受験を本格的に始めようと決めたのは、5年生の時に受けた外部テストで国語の成績が埼玉で1位になったことがきっかけでした。
そこからZ会を中心に受験対策を始めたものの、絶対的な勉強量が少ないためか成績はなかなか上がらず、中学受験が甘いものではないことを痛感しました。
娘は4年生まではZ会の課題を順調にこなしていましたが、5年生から中学受験特有の分野が出てくると、特に算数に苦手意識が芽生えてきてしまい、算数の成績が頭打ちになってしまいました。
算数と国語の偏差値が10ポイント以上開きはじめましたので、これを何とかしたいと思い、塾選びや問題集選び等の対策に乗り出しました。
カリキュラム学習をZ会でこなしていましたので、いまさら大手進学塾のカリキュラム学習に途中参加するのは無駄や混乱が多いため、算数だけをみてもらう都合の良い塾を探しました。
たまたまネットでWisardを見つけ、5年生の9月から算数を指導して頂くために入塾しました
(その後、国語も受講)。
国語については、畠中先生に「実力は十分で、あとは答案の書き方だけ訓練すればよい」とアドバイスを頂きましたので、算数ができるようになれば十分難関校が狙えるのではと思うようになりました。

阿部先生のご指導を約2か月半受けた結果、算数の偏差値が一気に15ポイントも上がり完全に御三家合格水準にまで達しましたので、残り1年で桜蔭を目指すことにしました。
その後も順調に成績を伸ばし、6年生になって初めてSAPIXのGS特訓に参加、阿部先生のアドバイスに従い、SAPIXの夏期講習・難関校SS特訓・冬期講習(正月特訓)を受講しました。
通塾は、5年生からWisardに約1年5か月、SAPIXを含めても、毎週たった2回のみの通塾というおよそ御三家受験生としてはあり得ない受験生活でしたが、カリキュラム学習及び日常学習では、Z会の教材や添削をこなすことで学習ペースを維持し、足りないところをWisardやSAPIXで補いました。
さらに親子のコミュニケーションを意識的に増やし、塾で教わるであろう知識や教養(特に理科や社会)も親が直接教えることで、通塾が少ないハンディを克服し受験生活を乗り切りました。

我が家の受験生活の転機はWisardとの出会い、阿部先生・畠中先生との出会いでした。
私自身が専門職業家であることから、分野は違えども専門家やプロに対する目は厳しいものをもっておりましたが、保護者面談での意見交換や娘が話してくれる塾での先生方とのやり取りの様子から、両先生は間違いなくプロ中のプロであると確信しました。
親主導で暗中模索・試行錯誤の受験生活でしたが、先生方を100%信頼し娘を預けることができ、折に触れて先生方と連携し娘をフォローできたことが桜蔭合格の要因だったと思います。
娘の将来を切り開いてくださった阿部先生と畠中先生には、妻共々大変感謝しております。
先生方にはこれからも娘の後輩を多数輩出すべくご活躍して頂けることを、切に希望しております。
今後もWisardの益々の御発展を祈念いたします。
ありがとうございました。

Wisardよりメッセージ

進学おめでとうございます。

Wisardを信頼し、大切なお子さんをお預けいただき、ありがとうございました。
お父さまから初めてお電話をいただいた時のことは、よく覚えています。
「全統小で国語が埼玉1位」の威力は失礼ながらまったく信用しておらず、どんなお子さんがいらっしゃるのだろうと、やや不安な気持ちでお待ちしていたものです。
ところが開始30分で、「これはスゴい。ものすごく伸びそうだ」という確かな手応えがありました。

お子さんはWisardの授業に出席するごとに確実に進歩してくれましたし、競争の要素を取り入れるためにいくつかご提案したことも、よく聞き入れていただきました。
合格への道のりを着実に進んでいったな、という感覚があります。
桜蔭合格者の中で、6年生での通塾が週2回の生徒がどれほどいるでしょうか。
娘さんはそれほどの力を持っています。

さて、これほどのお子さんを育てるにあたり、どのような育て方をなさっているのか是非伺いたいと思っておりました。
ご両親がお子さんとの時間を大切にしていることはよく伝わってきていましたが、お父さまの「必ず家族で夕食を共にする」という言葉にはさてこそと膝をうつ思いでした。

そういった小さなことの積み重ねで、お子さんが確かな実力をもって成長なさっていることをお喜びになってください。
自分の思う通りに将来を切り開いていける娘さんだと思います。

阿部

2018年