【中学受験】生徒には、世界は広いことを伝えてください……(アメリカ・ハーバード編)

 

大活躍の卒業生とお話をしていて……。

 
卒業生とお話をしたときのことです。
面白いお話が聞けたので、記事にしたいと思います。
 
 
現在、その子は外資系コンサルタントから投資銀行に移ったばかりだそうです。
外資系コンサル・投資銀行というと、
 
「仕事がメチャクチャ忙しい」
「報酬がとても高い」

 
ということを何となく知っているのみで、
正直どんな仕事なのかまったくわかりません(笑)
 
 
まさに、教え子が先生には全然理解できないことを仕事にする、の典型です。
卒業生と話していて、最もうれしい場面の1つですね。
 
以前にこんな記事も書きました。
 
現役の若者と引退した先生。選手はコーチより早く走る。
 
【中学受験】海外大学へ進学した卒業生の経験(豊島岡の生徒の場合 その2)
 
【中学受験】生徒の成長から感じること。グローバル化よりスピード化(豊島岡の生徒の場合 その3)
 
 

ハーバードでの強烈な経験。
サバイブしなければならない。

 
さて、仕事は仕事でやはり大変です、とのことでしたが、
 
「ハーバードに行った時のことを思い出せば、
あれよりはマシと思って頑張れます」
 
と言っていました。
詳細はこうでした。
 
 
「大学院時代に、ハーバードで厳しいので有名な教授の研究室に
留学したんですけれど、これが強烈な体験でした。
 
実際に行ってみたら、教授とのミーティングが
設定されているのは、なんと1ヶ月だったんですよ。
 
 
当然、歓迎会なんてあるわけもなし。
 
お前の机はここね、と言われてあとは完全放置です。
もう、何をしたらいいか、わからないんです(笑)
 
だから、1日中ラウンジでコーヒー飲みながら、
ひたすらそこにいる人に話しかけるしかなかったです。
 
もう、完全にサバイバルです。
サバイブするしかない。
日本では感じたことのない、これが競争社会なんだって感覚がありました。
 
 
自分自身で何かを見つけて、提案するしかない。
自分の利益にならないことで、他人を助けるはヤツは誰もいないんです。
みんな修行するために、世界中から来ているから。
 
だから、ボーっとしていても相手にされることはない。
でも逆に、面白い、こいつやるなと思われれば、
色んな話がくるんです。
 
 
先生はこれからの未来がある子供たちを教えているんだから、
 
何をすべきなのか。
目的は何なのか。
お前の戦わなくてはならない相手は誰なのか。

 
を教えてあげてくださいよ。
 
 
学力は葉っぱや幹の部分で、
まず根っこっていうか、
 

 
の部分をしっかりやらないと戦えない、と思います」
 
 

中学受験も、戦って生き残らなければならないもの

 
正直、僕はそんなに世界が広いことは実体験していないので(笑)
こうして誰かの経験の受け売りを織り交ぜながら、
お話していくほかありません。
 
ただ、中学受験には他人との戦いという側面があることも確か。
どれだけ無我夢中で目標を目指して突っ走れるか、
ということも大切になってきます。
 
そして、誰かに見出してもらうのを待つばかりではなく、
自ら自分の力を示さなくてはならない場面でもあります。
 
あと130日あまり。
6年生たちには戦って生き残れるだけの準備をしてほしい、
と思っています。
 
いまは、集中して頑張るべき時です。
 
 
 
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