【中学受験】親子の戦い in the morning

 
ある女の子、珍しく30分以上遅刻してWisardにやってきました。
夏期講習も半ばを過ぎ、疲れがたまりがちな時期ではあります。
まずは体調不良で無理して来ているのでは、と心配していたわけですが、調子はよさそう。
ですから、遅刻した理由を尋ねました。
すると予想通りというか期待通りというか、こんな答えが返ってきました。
 
「朝からママとケンカしていたんです。そのせいで遅れました」
彼女はハッキリと喋るタイプで、曖昧な表現をせず、物事をストレートに伝えてきます。
 
ケンカの原因をたずねると「リビングに靴下を脱ぎっぱなしにしていたこと」とのことでした。
そんなことで朝からケンカしていたのか…と脱力してしまいましたが(笑)
もう少しお話を聞くと……。
 
「ママは靴下を自分で片付けないと、明日は何もやってあげないよって昨日の夜言った、って言うんです。
でも、私は絶対聞いていないので、そんな約束はしていないんです。
それなのに今朝になって怒られて、Wisardに送ってもらうのもナシになりました。
だから洗濯物を投げつけてきました。
そしたら外に出されてカギを閉められたんです。
だから、警察に電話しました (一同エェーッ!!)。
児童虐待で。でも住所聞かれたんで、さすがにヤバいと思って切りました。
そしたら妹がこっそり味方をしてくれて、カギを開けてくれたので、部屋に入って荷物を持って電車でWisardに来たんです」
 
親子ゲンカ
 
……壮絶な親子ゲンカですね。
なまじ行動力があるために、話が大きくなっている……。
朝っぱらから何をしているんだ(笑)
 
↑の文章を読むと、すごく厳しいご家庭に思えたり、逆にとんでもない癇癪持ちの生徒のように感じるかもしれません。
ですが、実際はまったくその逆。
ご家庭はすごくお子さんを大切にしていることが伝わってきますし、本人は独立心が強く能力が高い、今年の期待のホープです。
 
僕が面白いと思うのは、まずその気持ちの強さ、それから彼女の舌鋒鋭さです。
(決して反抗的な子供がよいと言っているわけではありません。
反発心というか、自信を持って意見を主張できることは競争心と結びつきます。
そんな生徒の方がよりよい結果を出すところを何度も見てきた、ということです)
話し方は小学生の論理ではありますが、ポイントを次々と衝いてきます。
回転の速さを感じますし、簡単に謝らない負けん気が強いところも入試/実戦向きだと思います。
 
靴下を脱ぎ捨てたのはあなたが悪いんだから、文句をいう筋合いではないと思いますがね……。
「だってリビングに靴下を脱ぎすてるのはママだってやっているんですよ!
自分は食卓でスマホいじってるくせに、行儀が悪いとか怒ってくるし!」
 
……。
議論はトピックを絞って進めなければならないことは、今後学んでいくんでしょう。
そんなお話をしていると、別の生徒がこんなことを言い出しました。
 
「私は誰とケンカしても絶対に謝りません。
お母さんにビンタされた時は、わざと痛がって泣くフリをして、お母さんが謝ってくるまで待ちます」
 
………。
まだ小学生なのに……結構考えていますね(笑)
でも、自分が悪いときはちゃんと謝らないといけません!!

 
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1 個のコメント

  • 阿部先生 こんにちは

    我が家も、一歩間違えば傷害事件になり兼ねない通報レベルのきょうだいげんかが勃発します…

    上の子は、歯を食いしばって涙は絶対に流さずに妹のテリトリーをひたすら荒らす…
    下の子は、泣きながら喚き散らし、でも自分の主張は絶対言い切る…

    そんな感じです(笑)

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