【中学受験】ある受験生のお父さんの手記(前編)

今年度の卒業生のお父様が、2月入試5日間の手記を寄せてくださいました。
怒涛の5日間の臨場感がすごくよく伝わるので、ブログで取り上げさせてもらうことにしました。
この子はサピックスとWisardを併用して通っていた少年でした。
以下引用です。
 
 
2/1 A中学校
試験が終わって出てきた息子の顔が半笑い。
妻曰く、明らかにできなかった印象だったそうです。
19:00ネット発表で×。
夜は徹底的にその日の入試問題を、算理を中心に総復習。
 
 
2/2 A中学校(第二回午前)/B中学校(午後 算数)
思いもよらず畠中先生が応援に駆け付けてくださる。
「今日は決めなきゃ!」という緊張がほぐれたようで、万全の態勢で試験に臨むことができたようです。
試験後、前日の復習の成果か、
「今日はスラスラできた。発表が緊張する」と。
 
午後はB中学校。
こちらもまさかの阿部先生が応援にいらしてくださり、嬉しさがこみ上げたそうです。
試験直前の的確なアドバイスが精神的にとても支えになったようです。
 
試験後、 B中学校も「まあまあできた」とのこと。
そして19:00ネット発表でA中学校×。
その瞬間かなり自信があっただけに大号泣。
壁に貼ってあるA中学校のポスターを見ると涙が止まらないそうで、泣きながらA中学校関連の紙を剥がす。
 
それを慰めようとした妻も泣きながら
「明日頑張ればいいんだよ。精一杯頑張ったじゃん(T0T)」
と息子を抱きかかえる。
私は何も声をかけられない状態。
塾には報告しなければなりませんが、息子は先生との電話も替われない状態で夕飯も食べられませんでした。
 
 
引用はここまで。
彼は埼玉の進学校に選抜クラスで合格していたものの、男子校志向が非常に強く、事実上は完全に2月勝負という受験生でした。
2月1日の合格確率はおおよそ60%。
ここで合格がとれないと、入試は回を重ねるごとに競争が激しくなるため、どうしても厳しい入試になってしまいます。
 
次回に続きます。
 
 
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6 件のコメント

  • 辛くて涙が出そうです。
    まだ体験したことがない世界です。
    希望する学校の合格が消えた場合も
    しっかり想定して、準備しなくてはなりませんね。
    子どもの傷を最小限にするには、どうするのが良いのでしょうか。
    親の態度はどのようにあるべきだと思われますか?
    結果が出た後だけでなく、
    子どもが受験生である期間の、親の心構えと態度が大切だと思うのですが。

  • >中受初心者さん
    詳しくは、今度記事にして書きたいと思います。
    一言で言えば、失敗を糧とできるようにということに尽きます。
    2月1日が合格しやすいとはいえ、どこの学校も倍率は低くとも2倍前後、もっと高い学校もあります。
    ざっくりいって、中学受験生の半数以上は2月1日に不合格になるのです。
    子供の人生は始まったばかりです。
    これから勝負どころはたくさんやってきます。

    大学は一番行きたいところに行けるでしょうか。
    初恋の人と結婚して一生一緒にいられるでしょうか。
    会社は第一志望の会社に入れるでしょうか。
    目指した資格試験に合格できるでしょうか。
    起ち上げた事業は大成功をおさめるでしょうか。

    人生は成功より失敗の方が多いものです。
    そこからが勝負なのではないでしょうか。

    ‥話が大きくなりすぎたかもしれません(笑)
    具体的にいうと、ご両親が落胆する姿を見せないことが一番だと思います。
    進学の決まった学校で、頑張って一人前になることを期待しているぞ!
    残念だったな、これで終わりじゃない、気持ちを腐らせず、次の機会でも頑張れよ!!
    そうどっしり構えられるご家庭でお子さんを育てて欲しいと思います。

  • 来年の我が家を想像しながら読ませていただきました。
    辛いですね。お子さまもご両親も。
    1日2日と試験が続く日程で、1日に合格が出来なかった場合の気持ちの辛さは、まだ受験未経験ですが
    痛いほどわかります。
    次の日にまた同じ学校に行かなければいけない辛さ。
    その辛いお気持ちの中、wisardの先生が応援に駆けつけて下さり緊張をほぐして下さったんですね。
    信頼する先生にお会いして、ほっとしたお気持ちになったでしょうね。

    2日も不合格の結果を受けられた時のお気持ちは更に
    辛すぎました。自信があったなら尚更ですね。
    次の日に向けて、どう気持ちを切り替えさせてあげたら良いものか、母としてそうなった時には私もどうしたら良いのか悩んでしまいそうです。

    色々な受験ブログでは成功体験が殆どですが、このようなお話はとても参考になります。
    そして、このお子さま、がんばれー!と応援してしまいました。続きが気になります(>_<)

  • >6年サピ生母。さん
    そう、世の中に合格体験記はたくさんありますけれど、不合格体験記はあまり流布していません。
    ほんとうに役に立つのは、むしろ上手くいかなかった時の経験談だと僕も思います。
    ただ、これはまだ前編ですので、後半しっかり盛り返す……かもしれません。
    次の更新をお楽しみになさってください(笑)

  • いつも読ませて頂いていましたが、コメントするのは初めてです。
    娘がサピックス生です。
    とてもリアルな手記ですね。
    まだ我が子の受験がどういう受験になるのか、想像もつきませんが(来年に迫っていますが)こちらの手記を読ませていただき、結果だけでなくその過程がリアルで参考になります。
    本当に身震いしてしまいます!!

  • >2018年度受験生さん
    しっかり準備して、活躍の場に送り出すというイメージをお持ちになってください。
    今回取り上げさせていただいた文章にもある通り、受験生としての1年間はなかなか順風満帆とはいかないものですが、学力は積み上げていくものです。
    1日1日を大切に過ごされて下さいね。

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