13才から18才までの大切な６年間を、高校入試にとらわれずに同じ仲間とのびのびとすごせることは、中高一貫の魅力の１つです。
狭い社会といえばそれまでなのですが、子供が社会に出ていくには段階があります。
狭い空間でじっくりと実力をつけ、考える力を磨いてから、活躍する舞台を徐々に大きくしていけばいいんです。
さて。
先日、高校の同期の集まりがあって出席してきました。
もうみんな、いいオジさん。
この前卒業したばっかりみたいなのに、あっという間だねといつも話します。
さすがに「卒業したばっかり」は、もうちょっと無理がありますね（笑）
ですが、過去の時間を共有した仲間がいるというのは、いいものです。
そして、「子供の教育」がとても関心の高いトピックになっていました。
今回はそのことを書こうと思います。
僕の前に座った、証券トレーダーは、飲み物を飲み干すなり、こう口を開きました。
「今日はまず、アベに中学入試の最新情報を聞きたいんだよ。
それが今日の会の趣旨の60パーセントくらいだからさ」
開口一番、これです。
この彼は高校時代からとても優秀で、「無理だ。コイツには絶対かなわない」と思わせるような学生でした。
今もその回転の速さは健在で、ここぞとばかりに矢継ぎ早に質問を浴びせてきます。
「とりあえず、聞きたいことを全部聞いちゃうよ。
忘れちゃうからさ。
普通にやってれば早慶は外さないレベルに育つのは、どれくらいのラインの私立なの？
子供は女の子だから、駒東には入れない。
渋谷区に住んでるんだけど、オススメのの中高一貫校っていったらどこになる？
中学入試はいつか、英語も含めた５科目になるの？
英語は何歳から始めるべき？
まずその前に、お受験して私立小に通わせると何が得られるの？
習い事って、何を選んだらいいの？
とりあえず、絶対に外せない習い事と、絶対やめた方がいいものだけ教えて。
そういえば、今年の開成の国語の問題、あれ、スゴくない？
ビジネス感覚にも通じるものあるよね。
開成の先生には、そういう先生もいるのかな？どう思う？」
こんなことをひとしきりお話しているとみんなも加わってきて、子供のいる元同級生たちの関心の高さが伝わってきました。
僕はこの領域を専門にしているので、思うところを手短に、率直に話しました。
そして、お話が一区切りしたところで、一番細かいところまでこだわって質問してきたトレーダーくんに今更ながらこう尋ねました。
「それで、娘さんはいま何歳なの？」
答えはこうでした。
「もうすぐ２歳」
あっはっは。
いくらなんでも、少し早すぎるんじゃ‥‥‥。
やっぱり、高校の仲間は最高ですね。
Wisardから送り出す生徒たちにも、いい仲間を見つけ、６年間楽しく通ってほしいと思っています。
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