【中学受験】夜の勉強中、絶対に眠くならない方法

生徒からの問いかけ

 
6年生から、こんな質問を受けました。
 
「先生、志望校別特訓の復習がなかなか終わらなくて‥‥。
どうしても、夜が遅くなっちゃうんですよ。
でも、いつも22時には寝ていたので、夜は無理です。
眠くなっちゃうんです。
どうしたら、眠くならないですか?」
 
 

その意気やよし。でも‥‥。

 
その姿勢は見上げたものです。
やってやろう、という気持ちがあることそのものが、評価できます。
誰だって、受かりたいか受かりたくないかで言えば、合格したいに決まっています。
 
でもそれをすぐに行動に移せるものではありません。
入試は多くの子どもたちにとって、大人にとっての地球温暖化のようなものです。
なんとなくいつか来るらしい、程度のもの。
実感できるはずもありません。
小学生は受験勉強なんてやったことがないんですから、今はまだ当然です。
しかし、その気持ちが向かう方向性は正しいものにする必要があります。
ですから、こういう質問を受けた時は、以下のように答えることにしています。
 
 

質問への答え

 
「何言ってるんだ!
いつも、睡眠が最優先だって言っているよね!!
眠くならない方法だって?
じゃあ、最高の手段を伝えよう。
 
眠くなったら、
すぐに寝よう!

 
これから先、睡眠時間を1時間削ったら、偏差値は10下がる。
2時間削ったら、30は軽く下がる。
もちろん、本番でも落ちる。
 
理由を説明する。
君たちは身体がまだできあがっていない。
受験生が夜中まで勉強するっていうのは、大学受験の話だよ。
18才はもう身体は大人だから、無理がきくんだ。
でも、中学受験はコンディション優先。
疲れてしまうと、頭が働かなくなる。
当たり前にできるはずのことが、できなくなってくる。
やる気が空回りしてしまうんだよ。
 
僕も小学生の頃、22時を過ぎて勉強したことなんて、1度もない。
むしろ、必ず眠っていたはずだよ。
夜遅くまで勉強するのが偉い、なんていうのはまやかしだ。
まず、万全の状態で教室に行くこと。
そして、うちでやると決めたことはできるだけ手短に。
やりきれないものは切り捨てよう。
 
だから時間を決めて、優先度の高いものからやっていけばいい。
努力しなくていいというわけじゃないからね!!
限られた時間の中で、最大限やってみること。
それで頑張るのが一番の近道だよ」
 
 

まとめ

 
きちんと眠る。
しっかり食べる。
ある程度は身体を動かす。

 
これがあった上での受験勉強です。
毎年、夏期講習前の保護者会では体重+5kgを目指しましょう、とお話をしているくらいです。
ですから、運動はまあ少しくらいは抑えてもいいと思っています。
ですが、睡眠・栄養は万全を心がけていきましょう。
 
ちなみに、睡眠を削らないようにするのは受験生だけではありません。
全学年、共通です。
「寝る子は育つ」ですね。
 
以前書いた、全く同じ文脈の記事はこちら。
中学受験生と睡眠時間 
 
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2 件のコメント

  • 初めまして!
    多摩地区日能研6年の娘の父親です。
    ブログ楽しみに拝読しております。

    娘は、この夏期講習の拘束時間がとても長く、復習時間がとれず、帰宅後はがんばっても途中でウトウト(笑)。
    すぐ寝て翌朝がんばろう、ということで寝てみると・・・朝も目が覚めない!(笑)
    その上に、今年は朝から暑すぎて、勉強には不適!。

    成績よりは、体がすくすく育ったような気もします。
    眠くなったら寝るの方針には100%同意します。
    休み明けの模試の偏差値は、良眠効果で+10を狙います!?

  • >Camelさん
    コメントをありがとうございます。
    また、ブログを楽しみに読んでくださっているとのこと、とても励みになります。

    適切な睡眠時間はお子さんによって異なります。
    ウトウトしながら机に向かっている時間はとにかくないようにしましょう!
    朝起きないのであれば、それはそれでOKです。
    その分、教室で頑張っているはずです。
    学力は机に向かっている時間には比例せず、アタマを使っている時間とその深さに比例します。
    しっかりした勉強の仕方をみにつけられるように、伴走してあげて下さいね。

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