良くある質問

読解問題を解くために

「読解問題に解答するまでには、以下の段階的な考察を必要としますが、まずはどの段階でつまずいているのかを明確にしなければなりません。

そしてその上で、それを補って次の段階に進むことが読解問題を解く力をつけていくことになります。

 

1、文章の内容を理解する
2、設問で聞かれていることを理解する
3、設問に対するおおまかな答えを考える
4、設問に合った解答を作成する

 

1、文章の内容を理解する

「読解」とは、「文章の内容を理解すること」です。つまり、読解問題は文章の内容を理解できているかを問うているものであり、読解問題を解く力の8割はこの段階に懸かっていると言っても過言ではありません。
 

そして、文章の読み方は文章の種類によって異なり、それを実践しているかどうかによって理解度は全く違います。

 

Wisardで指導する文学的・論理的文章の理解において、共通して目標となるのは「文章の流れを理解し、テーマをつかむ」ことです。文章全体を俯瞰する視点を養います。最終的にそこに到達できるよう、それぞれのタイプの文章において把握すべきポイントを学習し、文章を読む際に常に意識して読み取っていく指導を行います。

 

2、設問で聞かれていることを理解する

いくら文章が読めていても、問われていることを誤解してしまっては正解にたどりつけません。設問は最大のヒントです。「何を聞かれているのか」ということは、設問に取り組む最初の段階で理解し、常に念頭に置いて解く必要があります。


設問内容を100%理解するためには、「設問の中で注意すべきところに、印をつける」ことにつきます。常にこれを実践していくことによって、設問中のヒントを十分活用して解答を作成していけるよう指導します。

 

3、設問に対するおおまかな答えを考える

設問で与えられている答え方(記号選択・抜き出し・記述)にかかわらず、まず「問われていることに対する端的な答え」を考えられるようにしておくことが必要です。自然とできるようにしておくと、正解に辿り着くための道を見つけやすくなります。

 

4、設問に合った解答を作成する

テスト等で得点するための最終的な解答を作成するには、3で考えたことを核とした上で、設問のタイプに合わせて練り直す必要があります。記号選択、抜き出し、記述それぞれの設問タイプに合った手順を指導し、3をもとに解答を作成するための考え方を身につけていただきます。

 

最後に、考察の段階ではありませんが、上記の項目1 よりも前の段階として、言葉の知識・常識の認識具合というものも読解力に影響します。

 

普段から気になった言葉を調べる・尋ねる習慣をつけ、お子様との間で様々な話題について話す機会を設けることが重要です。

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