合格体験エピソード

波乱万丈な受験生活
Kくん(2013年度/海城中進学)

Wisardに入塾してからの成績は順調で、僕は駒場東邦を第一志望において、苦手の国語を克服しようと頑張っていた。
僕に異変が起きたのは夏休み明けだった。
その原因は学校の先生とのトラブルだ。
集中力はなくなり、成績は急降下した。
阿部先生・畠中先生・両親が以前の僕に戻そうと心配してくれていたのは、痛いほど感じたが、偏差値は最大12下がった。
本当に僕のパワーが回復したと自分で自信が持てたのは冬休みが始まってからだと思う。

 

学校が休みになると同時に僕は受験勉強にラストスパートをかけた。
駒場東邦の過去問は国語80/120点以上、算数90/120点以上を目標においた。
海城の算数は100/120点以上を目標とした。パワーが戻った。
しかし自信を持って受験に臨めると思っていた僕にさらにハプニングがおそった。
1月31日の朝から、僕は37.8分の発熱でずっと寝込んでしまったのだ。
2月1日駒場東邦受験の当日、熱は37.3分だったけれど、何とか受験することは出来た。
2月2日の巣鴨は合格したが、駒場東邦は不合格であった事が分かり、すごくショックだった。
だから、自分の中で、3日の海城中で合格したら、熱がなければ駒場東邦も合格だったことにしようと、心に誓った。
そして、3日の入試の朝元気に海城中に行った。
校門に入ったところで阿部先生が僕の前に現れ、手をつかんで、「がんばれ」と言ってくれた。
4日、結果発表の日、僕の番号「271」があった。

 

後輩へのアドバイス

・最後まであきらめない。(学力は最後まで伸びます)
・親子喧嘩はしない。(時間の無駄です)
・基礎トレはやろう。月や順番を変えて。(入試前にも不安だったら、やってください)

 

阿部先生・畠中先生へ
最後までご迷惑をおかけしました。本当に申し訳ありません。
でも、阿部先生や畠中先生との受験生活は楽しかったです。


進学おめでとうございます。

 

よく頑張ったね。

 

入試に向けた準備期間というのは本来、明確になったやるべき内容を淡々とこなし、目標に近づいていることを実感しながらモチベーションを保つべく努力するような時期だと思っています。

 

ところが、君の場合は勉強以外のストレスが学習に大きく影を落とす時期がとても長かったね。
でも、君は周囲と距離を保ちながら折り合いをつける方法、そして自分の気持ちをコントロールし、持てる力を集中して発揮する技術を少しずつ身につけることで、見事に復活してくれました。
「Kくんの力が戻った!これは間にあったかもしれない」と感じた日のことはよく覚えています。
体調不良もあって2月1日は惜しくも届かなかったけれど、海城の合格の喜びは決して忘れることができないもののはずです。
これからもそんな気持ちをたくさん味わえるような成長をしてくださいね。


阿部

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