やりきることが大事!

Sくん(2022年度/開智中 進学)

僕は新6年生の2月から、Wisardに入りました。
5年生の時にあまり受験を意識していなかったため、
遊びすぎて成績は真ん中まで、なだらかに降下。

そして5年生最後の組分けテストで撃沈し、
僕の6年生のSAPIX生活は下位コースからのスタートとなりました。


Wisardの授業は楽しいものでした。
阿部先生の早口には、最初はおどろきましたが……(笑)

Wisardに通い始めると、
成績はだんだんと戻っていきましたが、
第1志望校の武蔵中学校には程遠い成績でした。
そんな僕が代わったのは、1月の埼玉入試の時です。
初戦でまさかの開智の不合格をもらい、
そこで僕は自分の甘さを痛感しました。


実は、僕は親に「ミスターミス男」と言われるほど、
勘違いミスが多い人間でした。
バツの見直しもキライで、直しもせず!!

このままではどこも受からないと思い、
とにかくミスをなくすよう見直しを続けました。
バツがなくなるまで、解き直しをするようにもしました。

1日しかありませんでしたが、
対策をしっかりとし、
開智の2回目と算数特待の両方で、
特待合格をもらうことができました。


それから武蔵のみの特訓をしてもらい、
自分の意識が変わったこともあって、
どんどん問題が解けるようになりました。
SSでも過去問でもどんどん解けるようになって、
武蔵の入試の時は、

「もう全部、やりきった!!
悔いはない!!
結果なんてどうでもいい!!」

と思えるくらいでした。
結局武蔵は不合格でしたが、
僕はやりきったので、少しも未練は残っていません。

武蔵の勉強ばかりやっていて、
もともと開智と同じく第2志望にしていた巣鴨の勉強は、
全然できていませんでしたが、
「受かった人を聞いたことがない」と言われていた、
巣鴨のⅢ期にも合格できました。


最後の最後まで進学校を悩みましたが、
自然に囲まれた場所で、
開智の探求する授業を受けてみたいと思い、
最終的には開智中に進学することに決めました。
今からとても楽しみです。

武蔵中を自信をもって受験できたこと、
開智中で特待をもらえたこと、
巣鴨中に受かったこと。
全てが自信になりました。

阿部先生、畠中先生、
ありがとうございました。


そしてこれから受験する人たちへ。
ミスは起こるものとして、見直しをしっかりしてください。
たまには親の言うことをきいたほうがいいです。
目標をもって、悔いがないくらいやりきってください。
どんな結果でも、大満足で終わると思います。

不合格をもらっても、落ちこまなくて大丈夫です。
ピンチはチャンス!!です。

そして、最後までWisardを信じてください。
成績が上がらなくても大丈夫です!!
受験当日にそのパワーが発揮できます!!

Wisardよりメッセージ

進学おめでとうございます。

1月に合格をいただけた開智と、
2月の最後に合格できた巣鴨。

迷いに迷っても、最後はためらわずに開智を選んだことを知り、
君らしいなと思いました。


男らしいリーダーシップのある少年である一方で、
とても繊細なところもあり、
この子はいろいろ考えているんだな、といつも感心していました。

もともと興味関心があり、成績もすごくよかった社会だけでなく、
他の科目も最後の数カ月にグッと伸びました。
算数はもともとできていたことが得点に表れてきただけですが、
それでもやはりいざという時の集中力、
大したものだと思います。


これからの10年間。
人生の礎を築く時期です。
「投資家になる」という夢。
戦いはもう始まっています。

一方で、長期の目標だけでなく、その道中も楽しめる男になってほしい、
という思いもあります。
幸せな人生をつかんでください。


それから最後に、君のお母さんは何事にも動じない、
ほんとうに頼りになる方です。
ですが、1月の入試の中では、
「わが子の辛い姿を見るのは本当に辛い。
私の心が折れそうです。
でも息子の前では笑顔でいないといけない」
とおっしゃっていました。
これまでもこれからも、君のいちばんそばにいてくれる家族に、
いつか恩返ししてくださいね。

阿部

2022年