【中学受験】そんな言葉がほしかった………!!豊島岡生の神対応!!(2025 中学入試エピソード6)

 
2025年度の入試直前、
たしか12月終盤のエピソードです。
最難関クラスでの授業の開始前のこと。
 
ある少年が盛大に注目を集めていました。
 
「入試が目の前に迫ってきたのに、
最近算数の調子が悪い。
今日の朝、やった過去問も全然できませんでした。
 
しかも、昨日の授業でもイマイチでした。
もう、算数は苦手科目だ!
他の科目でとるしかないんだ!」
 
 
大騒ぎです(笑)
ことばは一字一句正確ではありませんが、
だいたいこのようなことを口にしていました。
 
試験が近くなると、受験生はナーバスになるときもあります。
それぞれの受験生たちはそんな葛藤と闘いながら、
自分ができる範囲でベストを尽くし、
入試に向かっていくんですよね。
 
クラスメイト達もそういう時期であることを察し、
先生がフォローを入れているのを、
見て見ぬふりというか、そしらぬ顔をしてスルーしてあげていました。
 
 
そして授業冒頭の演習が終わり、
採点をしてこれから解説開始、のタイミングで
自分の答案に納得がいかなかった少年がさらに噴火します。
 
「今回の演習もダメだった!!
もうダメだ!!
こんなんじゃ、受かるわけない!
もう志望校を変える!!」
 
 
こうなってくると周囲にも、少しいい加減にしろ感が出てきます(笑)
というのは、
 
彼はクラスで
ほぼ一番
できる生徒だったから

 
です。
実際、進学校は筑駒です。
(そのクラスはかなり力のある生徒たちのクラスでしたから、
確実に一番とは言い難いですが、それに近い位置におり、
周囲がそれをわかっていたことは間違いありません)
 
 
さて、僕はさらにフォローをいれようか、
それともかまってちゃん的発言に活を入れようか、
一瞬迷った瞬間です。
 
黙って聞いていた、クラスメイトの女の子が
耐えかねたかのように口を開きました。
 
「あのさあ………」
 
 
 
 
 
 
 
 
我関せずの雰囲気だったクラスに緊張が走ります。
そして、彼女の口から出てきた言葉は……!!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「お前が受からなかったら、
誰が受かるんだよっっ!!!」

 
 
そのあまりに素晴らしい発言に、
教室の空気が桜満開になりました。
 
そう、それ!!
それを言いたかったんです!!
よくぞ、言ってくれました!!
 
 
最初のうちは黙って見守ってあげて。
口を開いたタイミングも完璧。
 
「あのさあ……」で、
周囲の注意を引く準備も◎。
 
ちょっと呆れているような、
笑顔交じりの口調もOK。
 
 
騒いでいた本人もちょっと照れつつ、
まあそう言われたら、確かにそうかな的な笑顔になりました。
 
僕が思ったのは
 
君はマジで最高だ!!
 
ということ。
 
こんな素晴らしい子も、
何としても合格してほしい、と心から思いました。
2月の入試が終わったら、このエピソードを絶対にブログに書こうと決めていました。
 
そんな彼女はしっかりと自分の勉強も頑張り、
豊島岡に合格しました。
 
ほんとうに嬉しかったですし、
こんな子に来てもらえるなんて、
中学校からしても、最高だ!!
と思っています。
 
 
 
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