足が速いと何かいいことがあるんですか?

梅雨明けはまだですが、暑くなってきましたね。
少し時間がたってしまいましたが、今回は運動会のシーズンのお話を書きたいと思います。
前期は6年生のほとんどが日曜日に学習を進めています。
授業時間が長くなるので軽食休憩があるのですが、その時間にこんな内容が話題に上りました。
発端は運動会の話題でしたが、意外な展開が待っていました。  
 
 
「先生、足が速いと何かいいことあるんですか?」
「サッカー選手になるわけじゃないんだし、サッカーがちょっとくらい上手くてもあんまり意味がないような気がします」
「そーだ、そーだ!」
(運動できない人の嫉妬にしか聞こえないけれど……)
 
 
「ていうか、スポーツ選手で成功できるのはほんの一握りの人だけですよね?」
「それって考えが甘いと思います!」
「将来の夢=スポーツ選手 とか書いている子は現実の厳しさがわかっていないんだ!」
「そーだ、そーだ!」
(おっと、だいぶボルテージが上がってきましたね)
 

「スポーツ選手を目指して、もしも夢がかなわなかったら、もうフリーターになるしかないんだ!」
「だから、やっぱり勉強ができなくちゃダメだ!」
「そーだ、そーだ!」
「おれは商社に入ってでっかいことをやるぞ!」
「僕ははちゃんと勉強して物理学者になる!」
「ぼくは医者だ!」
「やっぱり結局はサラリーマンが最強なんだ!」
「そーだ、そーだ!」
(それぞれが言いたいことを言いまくり、もう何が何だかわかりません(笑))
 

僕は「アタマがいい」「すぐれた知性を持っている」ということはとてもカッコいいことだと思っています。
彼らには僕が付いていけないようなすごい能力を身につけてもらいたいし、自分の出来ることに誇りを持った大人に成長してほしいと思います。
でも、自分にできないこと=できなくてもいいこと って決めつけると、せっかくの広い視野が狭まってしまうかもしれないよ!というのが正直な感想ですね(笑)

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