【中学受験】授業中、地雷を踏んだ算数教師を生徒が救ってくれた。

 
2025年度も新学期の授業が始まりました。
6年生の授業での1コマです。
 
最近は、赤坂教室での授業の割合が増えていました。
南浦和には廣瀬という力のある先生が常にいるため、
南浦和の新6年生は特に昨年度、自分が授業で入ることが
比較的少なかった学年でした。
 
 
6年生としての学習を一緒にスタートして、
すごく新鮮な感覚があり、
1年間一緒に頑張ろう、という気持ちになっています。
 
さて、その新6年生の授業での1コマです。
 
 
6年生のある少年はいつもニコニコしていて、
常に前向き。
こんな少年がいたら、
どれほど周囲やご家庭は明るくなるだろう、
というようなポジティブな男です。
あまりに前向きなので、授業中にこんなお話をしました。
 
「最近、つらいことと悲しいことあった?
君はいつもニコニコしてるから、
そんなこともあるのかなと思って」
 
軽い気持ちで尋ねました。
すると、
 
「おじいちゃんが、死んでしまいました」
 
 
というとても重い答え。
うわ。
これはまずい、と思い、これからの方向に話題を転換します。
 
「そうでしか。
まあ生命はいつか尽きるから、
生きているうちにできること、楽しいことをしたいですね……」
 
しかし、
 
「でも、僕はおばあちゃん派なんです」
 
彼も一瞬で教室の空気が変わったことを察したのか、
そんなお返事をしてきました。
僕もそれに乗っかっていきます。
 
 
「おばあちゃんがまだ元気ならば、
じゃあお手紙でも書きましょう。
きっと喜んでくれますよ。
 
僕はもう書けないですから」
 
そういうと、その彼は神妙な表情で
 
「ああ……、先生のおじいちゃんやおばあちゃんはもう、
天国にいるんですね」
 
そこでそれまで黙って聞いていた、
別の生徒が言います。
 
「先生も天国に行ったら会えますよ。
 
今すぐ行ったらどうですか?」

 
 
教室は大爆笑。
コイツ、なんてことを!!
と思いましたが、
そのことばがすぐに出てくる頭の冴えが、
うらやましくもあるんですよね。
 
 
 
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