ジャパニーズ・カウンターアタック

Wisardは2月から新学期に入っていますが、学校も学年が変わる季節になりました。
卒業生がフラッと現れることが多い時期でもあります。
今年は1期生が高校生になる春ですね。
「Wisardが以前よりすごく狭く感じる」とは、訪れた彼らがよく口にすることばです。
そりゃ、君たちが大きくなったからだよ!というところですが、とても好きな台詞です。
こんな教室はこれからの君たちには狭すぎる!と思いますから。
 
さて先日、昔の外国人の友人たちと数年ぶりに集まった時。
こんなことが話題にあがりました。
「日本の大学生は本当に勉強していない。あきれるほどだ」
「彼らでは国が傾くのを止めることはできないだろう」
「日本人は謙虚な民族というけど、ただ単に無気力で、示すべき能力がないだけだ」
「お前は教師をしているんだろう。いったい何を教えているんだ?」
 
すごいバッシングでした(笑)
それに対する僕の答えはおおよそこんなところです。
 
「日本人全体のことはわからない。
僕が教えているのはごく少数の生徒にすぎない。
ただ、彼らは確かな基礎学力と目標に向かって努力する能力を身につけて卒業していく。
民族全体のレベルは下がっているのかもしれないが、その中でも能力のある者とない者の差も大きくなっていると思う。
高校生・大学生になった以前の生徒と話していても、自分の同じ年齢の時の周囲と比べて意識が高い子は多く、マジョリティに従って無難にやっていけばいいと考えている生徒は少ない。
多くの生徒は自分の能力を証明しなくてはいけないと考えているし、海外志向も強い。
つい最近おしゃべりをしに来た高校3年生は宇宙と科学捜査と研究医の3つの進路で悩んでいると話していたよ。
第一志望を東大からハーバードに変えたという生徒もいた。
あの子たちのような生徒が志を持ち続ければ、どの道を選んだとしてもきっと成功するだろう。
さとり世代ということばがあるみたいだけれど、そんなことばに流されている生徒ばかりじゃない。
優秀な生徒は間違いなく存在しているし、君たちの日本人に対する印象は、いずれ彼らが変えてくれるだろうと期待しているよ」
 
うーん、日本語で書いた方がまだ説得力がありますね。
友人たちに伝えられたのはこの半分くらいかな。
これが僕の英語力の限界かもしれません(笑)

  
 
↓ブログ更新のモチベーションとしてブログランキングに登録してみました。
また読もうというお気持ちになった方はクリックをお願いします。

 
にほんブログ村 受験ブログへ
にほんブログ村