前回の続きです。
桜蔭の合格を目指して頑張ることはもちろん大切です。
ですがさらに、上位合格を狙うくらいの気概が必要というテーマで書きます。
一般に中学入試における女子上位層の生徒には、
「国語は非常に得意」
「暗記能力が高い上に、理社も一生懸命に取り組んでいて高得点を維持している」
「算数の得点力次第で進学校が変わる」
タイプが多い印象があります。
(念のため申し上げておくと、あくまで印象です。
国理社の完成度を軽視するつもりは全くありません)
そしてその中には、理社ももちろんしっかりやっている上に、算国ともに圧倒的に力がある生徒が混じっています。
その子たちは人数は少ないながらも、各塾の最上位コースで男子と互角に渡り合い、時には男子を圧倒している場合もあります。
男の子たちの進学校は筑駒・開成・麻布・栄光・聖光・渋幕・駒東がほとんど。
彼らと互角以上に戦える女子は、桜蔭にも非常に高い確率で合格します。
さらに、次が肝心なところです。
桜蔭は入試問題が比較的安定している中学校で、番狂わせが起きづらい入試を行っています。
受験生が予想だにしないような、その場で考えさせる問題は避け、どれほど積み上げることができたかどうかを評価しているのです。
ひたむきに努力し甲斐のある目標だといえるのではないでしょうか。
やればやっただけ、合格には確実に近づきます。
「開成・筑駒に上位30%で合格する」というのはちょっと現実味のない目標です。
ですが女子の場合「開成・筑駒の受験層と互角の力をつける」ことは「桜蔭に上位30%で合格する」こととほぼ同義のようなイメージです。
そのレベルに到達すれば、何回受験しても合格します。
もう少しだけ、続きます。
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先生はじめまして。桜蔭の考察、なるほど~と思いました。
男子御三家目標の子は、塾の勉強とは別に例えば、
中学への算数をやっていたりしますが、
桜蔭目標の場合は、女子でもやったほうがいいですかね?
30%に入るためのお勧めの勉強方法あればご教示ください。
>2年後の桜蔭志望さん
コメントをありがとうございます。
記事に書いたのは、あくまで上位合格を目指すことが確実な合格につながるというお話です。
ですから、そこまで至っていない合格者も当然多くいます。
まずは、足場を固めましょう。
新5年生であれば、まず2月から始まった5年生のスケジュールにしっかり慣れ、安定した学習を積めるようにしてあげることが一番です。
よほど余裕がある場合はあらためてご相談いただければ、具体的にお伝えします。
今取り組むべきこととしては、問題のパターンの多い春期0203の復習を丁寧に。
あとは5月からの学習に備えてベイシック割合1~3章くらいに取り組んでおくことをお勧めします。
これくらいならそんなに負担にならないはずです。
少なくとも中数は5年生のうちはいりません!
ご参考になれば幸いです。